食い締めが治らなくって
治療したばかりの歯に響いて痛いの
原因も最中も覚えがあるのに
止められないだなんて嫌な気分ね
クッション代わりに舌を挟んでいたら
血が滲んでしまって痛いの
もしも今夜 貴方が訪ねてくれたなら
指を一本強請ろうかしら
貴方の指なら私の顎も
傷付けようとはしないと思うの
地球の公転は 人間と似ていると思う
太陽があたるところは 希望
影になってるところは 絶望
太陽があたるところは 夢
影になってるところは 不安
希望を見つければ絶望もある
夢を見つければ不安も出てくる
暗いところをみつけると 私達は逃げ出す
楽なところをみつけると そこへ駆け出す
そんなんじゃいけないと 分かっているはずなのに
変わらなきゃいけないと 分かっているはずなのに
だから周りの世界を変えたいと思った
希望に向かって 夢に向かって
だから私は走り出す 理想を目指して
なりたい自分になるために
昨日の自分に打ち勝つために
何回転んだっていい
またすぐ 立ち上がればいい
ただ
二度と暗闇へ逃げ込まないように
楽しい事があれば行くのは楽しみだし、嫌な事があれば行きたくない。けど今の班は楽しいから早く学校に行きたい。別にあいつと同じ班だから行きたい訳じゃないし、話したい訳でもない。素直になれない私。早く明日になって。
離れてから思い出す
楽しかったいろんなこと。
離れてから考える
一緒に行きたい場所。
離れてから気づいた
笑顔の裏の優しさに。
もう一度、隣にいたい。
頭が痛い
たったそれだけのこと
それなのに視界がくらむ
それなのに足元がふらつく
「頭痛なら耐えられるっしょ!」
「ヘーキヘーキ俺この前熱あってもやったから」
風船が割れそうなのに空気を入れ続けるみたいに
どんなに誰が叫んでも痛みは引かない
こんなに辛いなら 周りの目が痛いなら
もういっそ意識が飛んでいけばいいのにな
こうやって暗闇と目の前の景色の狭間をさまようなら
ある先進国の出来事。自己効力感が得られる場所が職場以外にない五十代の男がつい暴走してしまう。派遣社員の若者に声を荒げて五分少々、ヤンキーが因縁つけるがごとく詰め寄ったのだ。したらさすがいまどきの若者、すぐには反撃せず、その場から逃げ、男の上司に相談。男は上司より年上であることもありなかなか興奮がしずまらなかったが、なんとかなだめられその日は落ち着いた。
さて翌日、男は上司に呼ばれ、上司のさらに上司に叱責される。もちろん男は納得いかない。悪いのはあの若者だ。だいたい日頃から態度がなっていない。社会の先輩として教育してやらなければ。と、若者をいじめるようになる。若さに対する嫉妬があるから執拗さがパない。若者は退職する。
一年後、クーデターが起き、先進国は軍事国家となる。クーデターのリーダーは例の若者。若者は、五十代になったら試験をパスしないと若者に発言できないという法律をつくる。男は、不満分子としてとらえられ、処刑されてしまう。
この男と若者の差はどこにあるのだろうか。
人を改良しようとしてはならない。幸福を目指すなら、病、障害、老い、死を受け入れ、他人の価値観に振り回されないことだ。独裁者になってはいけない。これも他人の価値観だが。
都市機能があまりにも完璧すぎて、泣きたくなってしまうような、そんな朝と夜の間、アチコチに音楽が止めどなく流れて耳を塞ぎたくて、塞ぎたくて、一気呵成に冷たい空気と、何やら柔らかい気持ちが流れ込んでくる。
崩壊した町並みを夢想して、試みてしまう私を、どうか許せよ。
両の手が不自由になり、明日から私は自由から自由になったと歌い出し、気の良い友達と笑い合い、BBQをあいつの庭でやろう、アメリカの古いロックを流して、たまにはカントリーでも聞いて、死ぬことなんて考えもしなかったと、後になって思い出すような、そんな明け方。
茶色のドヤ街の中で呼吸をして、思わず叫んでしまうような、そんな私だ。
不器用な生き方に嫌になって。
生きるのをやめようと思う。
でも、生きている限り善と悪が交差して、
死んでしまえば善も悪もない。
そう考えると、まだいきようと思う。
自分を想ってほしい、
できれば自分が想ってるひとに。
これもただのひとりよがりか、
これは「好き」ってことなのか
理解しないまま
今日も恋に恋をする。
口先だけとか うわべだけとか 何だかんだと
ケチつけてくる 偽善者にもなりきれない奴が言ってくるけど
なれるだけマシだろ いい人に慣れる瞬間がある方がいいだろ
連絡先をもっている相手はたくさんいる。
だけど、眠れない夜、電話できる相手はいない。
不安なとき、意味もなく連絡できる相手もいない。
どうして、どうして、どうして、
助けて、なんて誰かに言うこともできなくなった。
いや、最初からできなかった。
弱虫なんだ、あたしは。
君が好きな僕
君は僕をどう思っているの?
大事な相談事を僕にしてくれる
それなりに信用はされてるんだとは思う
内緒だからね って文面に
僕がどれだけ慎重に丁寧に答えているか
ーーなら安心できるよって一言が
どれだけ僕の心を揺さぶっているのか
君は気づいてくれないんだよなあ
気づいてくれたところで
君には別の誰かがいて
僕はただの友達で
なんなんだろーなー
これで諦めがつくほど
僕はものわかりがよくなくて
結局君の一言一言に
一喜一憂してる
君が僕を友達だと思ってくれる間は
せめて君の良き理解者で
気兼ねせずなんでも話せる
僕でいようか
いつか振り向いてくれるかな?
脇役の小さな小さな決意