どうして私の瞳からはしょっぱいお水が流れてくるの?
どうして私の口からは人を傷つける言葉が出てしまうの?
どうして私の耳には私の心を殺す言葉が入ってくるの?
どうして私は私なの?
何もわからない私は誰?
伝えたい表現の自由さは、誰にでも与えられた権利なのだ。
言葉であったり、感情であったり、身振り手振りであったり。
その場にそぐわないことなら排除されるのも致し方ないのかもしれない。
それでも、大人の考え一つで
あなたの読み取り方一つで
悪と決めつけて良いのだろうか。
そんな狭められた世界に誰が希望を持つのだろうか。
笑顔が幸せを語るように
涙が悲しみを悟らすように
作った思いは、世界に一つだ。
時間と場所とひらめきと
その背景を世界の誰もが考えなければならない
否定することは、誰にでもできる
認めることは、誰にでもできることではない
大人の、これから大人になる子の
世界の希望に、火を灯せることを
…なんて
the mighty is the tender
the beautiful is the innocent
亡くした男は夢を見た
隣で笑う 愛しいあの子
暖かな部屋で2人
笑いあって眠りに就くの
飛べない鳥は夢を見た
自由に動く風切羽
真っ青な空へ切り込んで
玩具の街を見下ろした
漂う風は夢を見た
輪郭持った己の身体
堅い大地を踏みしめて
思うがままに思った所へ
声立て赤子が手を伸ばす
愚かな三者に笑顔 振り撒き
差し出された人生を
迷いも見せずに掴んで見せた