近交弱勢種が雑種と交配したりして近交弱勢種の特徴が消失してしまったりしていたころはまだ、春の訪れを告げていたのは春告げ鳥でした。
婚姻圏が拡大縮小を繰り返すうち暦ができ、春告げ鳥を意識する人はいなくなりました。
春告げ鳥は稲の実を食べたりしたので害鳥に指定され森の奥深くに押しやられました。
それでも春告げ鳥は春を告げるため早起きして鳴いています。
雨にうたれ羽毛が濡れそぼっても。巣穴に隠れることなく。
忘れないでください。春告げ鳥があなたたちの身近にいたことを。
いや、べつに忘れてもいいけどね。
これは答えが無い問題だから
答えが無い以外の答えを出してはいけない
あんたが求めてるのはそういうことだろ?
あんたの淹れるコーヒーよりココアが飲みたいね
言葉について最近よく考えるんだけど
言葉は確かに力を持ってるけど
そうじゃない時の言葉ってすごく薄っぺらくて、俗で、あまりにも軽薄で虚無だなって
どんな言葉を選んでも
1番傷付く言葉を探すたびに
良心が邪魔して
あとから読んでみると
ぬるい…ってなる
なんかうまく言えないけど…
言葉は難しいな
あたしはむしろ言葉の奥の、言葉じゃ伝えきれない感覚的な部分の方を信じたい
砕け散った 呆気なかった 君との生活が終わった
続きは来ない 永遠に来ない 物語としては拙い
君はよくクッキーを焼いてくれた
未だにそんな些細なこと思い出してる
目と目があってそっとそらした
視線がぶつかって赤い火花が飛び散った
教えて、そう思ったのはわたしだけ?
君を知りたくなかった どうしてどうしてどうしたらいいの?
ああ、わたしのことを知らない 知ろうともしない 無視しないでせめてせめて
よせつけようともしない シャッターかけられて わたしはただすれ違った大勢
風さまさま横を通り過ぎて行く ただ凍りついて立ち尽くすわたし
大体あいつはろくでもないのよ
いつもあたしに迷惑掛けてるくせに
二人ならなんだってできると思う、とか
口では大層なことばっかり語って
大きな福とか言って騙すなんて、あいつと同じね
おはよう、今日も寒いね
って吐いた息が白くない
からもうすぐ春なんだね
曇り空。
ものは云いよう、なんて
そんな大人みたいに笑顔
をつくって見せないで。
泣きだした。
朝、校庭、ぬれた砂の色
雨降りの匂いがしたから
今日もおはよう。またね
人の価値観違受け付ける本 宝石 お金 家 家族
どれも同じ価値でいい
価値観を押しつけてくるのは
相手にたいしての価値観が
異常に強いか
むしろ無いのか
見極めて
うけつけるかは
あなたの
あなた自身の
価値観次第
星は見えんが
君もおらんが
静かな夜に寄る辺もなく
君を想った日には海の夢を見る
切ない夢ばかりを見る
まだ君との繋がりは切れていないが
海の夢を見る
また
波の音が聞こえる
世界で一番好きな声が聴こえる
海の夢を見る