昔好きだった女の子
もう名前も出てこない
ただいたことだけは覚えてる
きっと
どこかですれ違った彼は
お父さんを亡くしたばかりで
どこかですれ違った彼女は
今にも死にそうな辛い思いをしていて
どこかで話した子供は
たくさんの夢を持ってて
どこかで話した老人は
孫の顔も見れずに死んだ
そこにいたことさえ忘れられた物語は
誰かにとってのバイブルで
僕の頭の中から
いつか全て消えてしまう
あなたのことだけ
僕は愛していた
誰かに
憧れるより
自分にしかできないことさがして
理屈じゃないよきっとあるはず
んー。そうかなぁ?
笑顔がない。動揺する(相手の自意識を刺激)。冷笑。譲らない。へりくだれない。敬語が使えない。沈黙。視線を合わせない。等、すべて攻撃とみなされる。なぜなら人間は社会動物だから。
石器時代の日本の人口は野生動物よりも少なかった。社会動物なんて幻想だ。人間はいくらでも孤独にたえられる。誰も味方がいなくなっても、春はあなたの味方だ。
さあ行こう。
レクイエム
もっとと言うあなたたちは、
ねぇ と呟く
鋭利な悪意に
どうするのと、問いただされなきゃわからない
普通ってなんだろうね
誰を基準にしてるのかな?
誰が決めているのかな?
『ずっと一緒にいよう』
淡くて儚い口約束を
「ありえない」で壊すなら
普通なんていらないや
懐中電灯を放り投げて、転がっていくひかりが
地球を七周半、まわるまで数えてる
小さな紙っ切れを無くして探し回ってる
ぼくの世界は矛盾でできていることを知っていて
そこから流れだしたどろどろが右廻りの渦を巻く。