君と一緒に帰るとき
『バイバイ』
って言えない…
なんでかって
君と別れたくないんだ
ただひたすらに、君のことを思っていた
こいが水面を揺らす様を見ていた
透きとおったこころ、零下
ガラスのように脆い
三連符の律動で回るダンスを
鼓動が混ざってステップ踏み損ねたとしても
星空を纏って君は、
君は、微笑んでみせるのだ
さようならと言われたって大好きだと言われたって
こいが水面を揺らす様を見ていた
はじまりは、席がえで、
窓側の君は、隣のわたしに笑いかけてくれた
世界が、透き通って見えた
そして、わたしの鼓動を速くさせた
授業中、君を見てた
目が合わないってことはもう、わかってた
だって君は、あの子をみてるんだもん
休み時間、きみが友達と、話してるところを見て
『私も、もっとたくさん話したいな』
『君のこと、もっとたくさん知りたいな』
この想い、いつ伝わるのかな
放課後、教室にひとり残って窓から校庭を見てた
部活でかんばっているとこ
シュートが決まったとき、
"やったー"って、笑うとこ
ほら、また好きになった
でも、時間はどんどん過ぎっていって
本当の気持ち、告えずに卒業しました
思い出すのは、君のことばかり。
そして後悔ばかり。
それでも私は、未来に向かって走っていく
この想いは、心の箱にしまおう
ほら、前へ、前へ。
そして、卒業式、最後に君が言ってくれた言葉
ぜったいに、忘れない
『君と話せて楽しかった、ありがとう』
急に、涙が、あふれた
地球の始まりって何だろう
これの答えは出ている
じゃあ宇宙の始まりって何だろう
これの答えも出ている
じゃあ宇宙の先の始まりって何だろう
わからない
わからないからこそ人は探し続ける