自分でも
わけがわからなくなるくらい
好きになってた
他の子と話してるだけで胸が痛いよ
私じゃない誰かとの笑顔なんて
見たくないよ
私しか知らない優しさも
誰にも触れて欲しくない
ほんとに辛い時そばにいてくれた
話聞いてくれた
私なんかのために
走ってきてくれた
そんなことしないでよ、
期待しちゃうでしょ、
なのに、本当は言葉にできないくらい
嬉しいの
大丈夫だよって差し伸べられた手に
そっと触れて立ち上がった
君がいたから
君がいてくれたから
私に向けられた笑顔
私だけのために削ってくれた時間
私、君を好きになって良かったって
心から思えるんだよ
ありがとう
昨日呑み残したままの珈琲がどろりと苦くて
醒めかけた頭で中途半端に死んだふりをした
立てきった雨戸の隙間から朝日が覗いて
それだけでもう、眩しくって仕方がない
ぼくには要らないものばかり
ぐるぐる回っていた朝のこと
この先のことなんか誰もなにもわからない
みんな過去から未来を描いてるだけ
それは未来の自分をありのまま映してるわけじゃない
過去が辛ければ自分が描く未来もくすんでしまう
過去が楽しく笑えていれば自分が描く未来は何色にでもなるだろう
いまの自分は未来の自分をどう描いているのかな
過去の自分はいまの自分をどう描いていたのかな
今いる場所が置かれた場所ならば
きっといつかはここから消えたいと思うだろう
満足のいく生活なんて考えれば考えるほど遠くなっていく
置かれた場所に根を張り、そこから花を咲かせることは楽ではない
自分は何をしたいのだろう
ふと過去の自分に戻りたくなるでもできない
誰しもが一度は考えたことがあることだろう
時はいつの間にか流れ後悔ばかりが巣食うこの心の行き場所はどこだろう
このいま置かれた場所なのだろうか
そうしたらきっといつか自分は消えて無くなるだろう
人生に、ただ一つだけ、道標となる言葉があれば。
本なんか読まなくっていい
人生に、ただ一つだけ、支えてくれる一曲があれば。
他のものは聴かなくっていい
人生に、だから一つだけ、死ぬほど打ち込めるものがあれば。
他の何もかも出来なくたっていい
人生に、ただ一人だけ、君が横にいてくれれば。
僕はただそれだけでいい
人生に、ただ一つだけ、人を愛する気持ちがあれば。
それこそが何より美しい
左手首の切り傷を隠そうと背中を丸めて歩く
あいつがとても羨ましい
その孤独の色は同じらしい
昔のことを思い出すと途端に息ができなくなる
水溜まりに落とした運命を
指の隙間から零した奇跡を
自分の論理で繫ぎ止める
多分上手くできてはいないけど
風景 現世 滑稽 酩酊
何をするにも気力が足りねえ
仮定 未定 露呈 余生
剥き出しの心で何を願おう
ねえ、どうしよう
些細なこと 誰かに打ち明けるのも憚られるような
だからずっと胸の内で飼い慣らしてたこんな感情
我慢は体に悪いよ その台詞だけ覚えてる
あの人に比べれば幸せと言える幸せに
どれ程の価値があるのかなんて分からない
僕が掴みたいのはそれじゃない
風景 現世 滑稽 酩酊
何をするにも気力が足りねえ
仮定 未定 露呈 余生
剥き出しの心で何を願おう
ねえ、どうしよう
生きたくても生きられない人がいると君は言う
死にたくても死ねない人も同じくらいいるんだよ
窓越しの 涙越しの 背中越しの 電話越しの
窓越しの 涙越しの 背中越しの 電話越しの
死ぬ程抱えた後悔を
ふとしたきっかけで思い出す
自分でもバカだと思ってる
どこで道を間違えたんだろう
風景 現世 滑稽 酩酊
何をするにも気力が足りねえ
仮定 未定 露呈 余生
剥き出しの心で何を願おう
ねえ、どうしよう
もう、どうしよう
自らを殺めることなんて
なんてことないことなのさ
その歯が生え揃ってさえいれば
親がどうとか友がどうとか
的外れな唇は握り潰せば良いのさ
君の責任を負うのは君だけ
自らを殺めることなんて
なんてことないことなのさ
だけど僕なら一歩距離を置いてみる
すぐに済む決断にこそ
熟慮を重ねていけるのが
それが思慮深さってやつなのさ