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備忘録

忘れっぽいので、忘れないようにメモ帳に書き込むことにした。
「アイス買っておくこと忘れないで」
「洗剤切れそうなの忘れないで」
「ガスの支払いしてないの忘れないで」
「健康診断受けなきゃいけないの忘れないで」「たまってる仕事忘れないで」
「あの子と喧嘩してしまったこと忘れないで」「自分はほんとは頭悪いんだってこと忘れないで」
「先輩に怒られたこと忘れないで」
「笑顔でいなきゃいけないこと忘れないで」




真っ黒になった紙切れを見ながらため息をついた

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K

「生きたくても生きられない誰かに寿命をあげたいの。」君は言う
「もったいないから。」素っ気なく呟くから否定しても無駄な気がした
「それでいいの?」と小さく尋ねると
「たぶん天使になれるんじゃないかなあ。」とおどけた君の片足は宙に浮いていた
カトラパタリーナ、秘密だよ
密な口約束だけして
もう一回笑って、笑って、笑って、
嘘つきは誰だ
羽を奪った羊にはもう空は飛べない
わかっているから君は羊を数えたがらないのか

夜は渦巻いたひとときの安らかどんどん落ちる流星群
冷たい風に遊びに誘われ迷子になっても「何でもない」って言えば勝ちなのに

「お迎えだ。」

カトラパタリーナ、秘密だよ
この呪文だけ残して
「明日もう一回とかもう二度と言わないで。」とわかったような口ぶりで
歪な口約束だけしたがる
カトラパタリーナ、君のこと
屑になった紙きれ星の成れの果てだって
君と眺められるなら最高だ

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届いて届いて

願って
願い続けてきた

今がここにある

諦めなければ終わらない
自分の気持ちが
言葉が
未来を変える

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恋心

拝啓
貴方のことがずっと好きだった者です。
いや、今もまだ貴方のことが好きです。
ちょうど1年前私は、貴方に抱くこの気持ちが憧れなのか、はたまた他の何かなのか分かりませんでした。
でも、この気持ちの正体を知るのにそう時間は要りませんでした。
それは、そう私の中にあるこの気持ちは、紛れもなく恋心だったのです。
心拍数、頬の赤さ、声の震えがそれを物語っていました。
私の全てが貴方に共鳴していたのです。



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いつもの

帰って 手を洗って うがいして

笑って 泣いて

それだけで 幸せなのに

なんで 気づけ ない んだろう

私は いつも グレーさん

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【報告します】

この度、
ずっと好きだった人と、付き合うことになりました。
ここの掲示板は私にとって、心のモヤモヤを書き出すたび、心がすっきりして、安心できる、私の居場所でした。

好きだった人と結ばれることができたのは、私の詩に共感してくれたみんな、好きだよって言ってくれたみんなのおかげだと思っています。
本当に、ありがとう。
これからも、たくさんお世話になると思います。こんな私でも、これからも宜しくお願いします。
長文失礼しました。
以上、報告でした(^-^)

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純粋と欲

君が思っているより私は
賢くないし
真面目じゃない

でも君の隣の人に
嫉妬してるかと思うと怖かった

君を純粋に好きでいたい
それなのに 素直になれない

クラスの男子の下ネタを
言わないけれどほとんど知ってる
そんな私ですが
君を好きになってもいいんですか?

純粋に好きでいたいのに
下ネタ知ってるとかダメだよね

小学生くらいの純粋さが欲しいな
それなら君に甘えても大丈夫なのに

君の声に体が跳ね
君の声に体が火照り
君のメガネの青い光に
私の全て見通されてる気がして

君のことを純粋に好きでいたいのに
なんか君に執着してるかも
そう思うとついつい
君への好きって気持ちを
上手に隠したくなってしまう

けど
好きな気持ちは容量満タンで
もうこれ以上 入らなくて
そろそろ言わなきゃ
そう思ってるけど
勇気が出なくて困ってる

君に純粋に好きでいるんだって
自信が持てる日が来たらいいのに

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歌 詩 唄 咏

「僕は自分の歌い方が嫌い」
どれだけ歌っても少しも揺れない声が
自分で聞いていると
なぜか感情がないみたいで
心苦しくなる

「そうかな」
私はあなたのよく通る声が
震えることなく真っ直ぐに届く声が
私の背中を押してくれるみたいで
大好きなんだけどな

「私は自分の声が嫌いかな」
女の子なのに低い声が
どんなに綺麗に歌ったつもりでも
あなたに届く前に
広がって霞んでしまいそうで

「そうかい」
君の声は確かに優しい
でも何処か強くもあるんだ
いつも僕を守ってくれる
僕はそんな君の声が
大好きだったりするんだけど

「僕達どうも似てないね」
「だから好きあえているのかもね」
なんだか寂しい気もするけど

それなら 約束しましょうか
小さなおまじないを

いつか 僕が好きな君が好きだという歌い方を
好きになれるように
いつか 私の好きなあなたが好きだという声を
好きになれるように

いつか 自分を好きになれるように


この結んで切った小指に免じて
飲む針はどうか1本ずつでありますように
あわよくば相手の飲む針を全て
自分が溶かせますように

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病ハ気カラ

大丈夫って言わないと大丈夫じゃない気がして。

怖くないって言わないと怖い気がして。

辛くないって言わないと辛い気がして。




出来るって言わないと出来ない気がして。

変われるって思わないと変われない気がして。

分かるって言わないと分からない気がして。




楽しいって言わないと楽しくない気がして。

嬉しいって言わないと嬉しくない気がして。

友達だよって言わないと友達じゃない気がして。




元気って言わないと元気じゃない気がして。

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梅雨と云うことばのある日本に生まれてよかったけど

排水口で濡れた煙草の臭いがした、雨の水曜日
空はすぐに泣き止んで、iPhoneで潰せる暇なんて
いくらもないのだから、こんな日に雨が降り続いて
ぼくの町を濡らすのをただ眺めていたかったのに。