表示件数
0

いつからだろう

いつからだろう
挨拶の声が小さくなったのは

いつからだろう
ありがとうをあまり言えなくなったのは

私はいつから
毎日を無駄に過ごしてしまうようになったんだろう

年を重ねてはいるけれど
心は成長できていないや

2

午前四時

うっすら明るくなれば
特別な朝だなんて期待もしてないけど

ただ雨音を聴いていたくて
毛布に包まる午前四時

沈んだ月と昇る太陽を見比べて
チカチカ光った残像は
きっと夢の中の君だ