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雨粒

「ゴクッ」上下の歯を噛みしめたまま体内に落とす
「ゴクッ」味も分からない雨粒をポトリと落とす
それは誰も知らない場所で誰も知りえない体内の雨音
体内にゆっくりと でもしっかりと音を鳴らしているのに
誰かに聴いてほしいのか 気づいてほしいのか
自分だけが知っている自分だけの天気
周りを見渡す それは必死な目的の無い瞳
「大丈夫。」と君が現れ、差し出してくれた鏡
わかった、それで気づいたよ
私の体の中の感情 体の中だけの想い 狭い世界の中の音
しっかり聴こえていたんだね
無意識のうちに頬を伝う雨粒
ひとりぼっちじゃない世界にも しっかり雨は唄っていた
もう一人ではない世界でのどは鳴らさない

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花火

君と見たい

空に上がる花を

君と見たい

一生そばにいてなんて言わないから



空に花が咲いている間だけでいいから

君と一緒にいて良いですか

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価値

人の価値は持っているもの、容姿、正確、達成してきたことそんなものじゃない。何を選ぶかにあるはずだ。その選択をし仲間と共に頑張るのは当然。一人で仲間のためあるいは自分のためにどれだけ頑張れるかでその選択に価値が生まれるんじゃないかな

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花火が上がる

決めていたはずでしょ。花火が上がる前に、もっと前に
醒めない夢のようで、ねぇ、あなたの横顔見ていたいもっともっと

変わらない日々の中に、君が現れて、いとも簡単に変えていったんだよ
君の本当の気持ち、透かして見えるならどれほど楽なのだろう

あと何分何秒で花火が上がる。この夏はそこで途切れてしまう
言わなくちゃ、ちゃんと、ちゃんとね。崩れた前髪を整えて
肩を叩かなくちゃ


諦めきれないから、ここに立ってるんでしょ、だというのに
夢ならば醒めないで、ねぇ、ここにいるだけで幸せだからね。

もし君が「NO」と言っても、私の心はそう簡単には変わらないんだよ
君が、本当の気持ち私に言ったところで、多分幸せにはならないでしょうね。


あなたから抱きしめてよ、無理な願いでもね、本気でそう思ってるんだ
夏まつりの匂いが、浴衣から落ちてしまう前に、遺しておきたいの。


決められないあなたの優柔不断なところも大好きだと、
言わなくちゃ、ちゃんと、ちゃんとね。崩さないように、素直に
私の声で言おう。

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即興詩。

もっと詩的になりたかった
思春期みたいな成人だって
構わないよ、好きに云えば

夢にまで観たのはろくでもない生活ばかり
おやすみとおはようだけが人生だと思うの

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泣かないで

独りぼっちの暗い部屋
零れる涙が止まらなくて 抱えた膝で目を抑え込んだ
どうして泣いてるのかわからなくて どうしてこんなに辛いのかわからなくて
君のために泣いてるのか 自分のために泣いてるのか

ただ認めてほしくて 君だけからでいい 認めてほしくて
‥‥ただ隣にいてほしくて 一緒に笑ってたくて
「我が儘言って、ごめんなさい」ってずっと謝りたかったの

君の前では笑っていたいから シンパイなんていらないから
「もう大丈夫、平気だよ」って精一杯の作り笑い 自分の首を絞めていく

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会いたい。けど…

会いたい。
会えない。
でも会いたい。
けど会えない。

辛い。
どんなに想っても会えない。
巡り会えない。

苦しい。
誰も気付いてくれない。
巡り会いたい。

笑顔で。
『もう大丈夫』
って言ってくれる人に。

寂しい。
この心の隙間を埋めてくれる人に。
巡り会いたい。

嬉しい。
やっと会えた。
これでもう、
きっと。

大丈夫。

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分かって

皆んなにわかってもらおうなんて

そんな贅沢な事

1人でも分かってくれて

ずっと笑ってればそれで

幸せ

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サーファー

力を抜け
どんな波もいつかは通り過ぎる
慌てるな