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戯言即興詩。

とうめいな雨が、
こんなにも真っ白な
そらから落ちてくる





について考えていて
風邪をひいたら幸せ
だったかも知れない

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いつまで弱虫

僕は今でも弱虫だ

高校を卒業したら勝手に強くなれるもんだと
そう思ってた

だけど僕は
スタート地点に立つ前に
足がすくんで
スタート地点すらたどり着かない

元いた場所に戻りたくて
あと3年半の我慢だと
自分に言い聞かせてはみるけれど

その3年半はあまりにも長くて


故郷に帰る日が待ち遠しくて
カレンダーにバツ印をつけてみたりして
その長さに呆れたりして

今日を頑張って乗り越えてはみるけれど
明日も同じような絶望が待っていて

唯一の安らぎは夜のベッドで
夢の中では大好きな人たちと笑ってて

そんな大好きな人たちの頑張れは
嬉しくて苦しくてもどかしくて

嘘一つまともにつけない僕は
大丈夫なんて言えなくて

弱いまま大人になっていく僕


誰か僕を叱って