真っ白に包まれた君に
また見惚れそうになりそうで
慌てて目を逸らしたこと
きっと君は気づいていて
気づかないふりをしたんだね
太陽が君の髪を透かしたあの日に
君の手を引けなかった事を後悔するくらい
今日の君は綺麗で
まだあどけなさの残る笑顔のまま
今から君が、一生の愛を誓うのを
僕は黙って見てるしかないんだ
古びれた地図を片手に
寂れた鍵を持って
高い高い丘の向こうのお屋敷に
冒険しに行こうなんて
そんなときもありました
小さな私の青春でした
たった今、ぼくの手を離れた紙ヒコーキについてぼんやりと考えていた。
ぼくのものでなくなったことばが誰かのものになるまで、どれくらいの時間と空間を漂うのか
目を瞑って考えてみる。
0と1
0と1
1と0…
いちばん人間臭いことばがすべて2で割り切れることにはまだ釈然としないけれど、中途半端にデジタルをつまみ食いして生きているよ。
散らかった部屋の片隅でいつも僕を
眺めるぬいぐるみ
あれは一体いつの事だろうか
雨上がりのなんとも言えない景色のなかで
そっと僕にくれたよね
可愛いとは言いがたいくまのぬいぐるみ
だったけど君の気持ち、痛いほど感じたよ
ありがとう
空にはまるで僕たちを祝福するかのように
大きな大きな虹が空一面にかかっていた
だめだよ
期待させないで
手の届かないのもわかってる
向こうにとっては私はただの後輩
だけど期待してしまう私は愚かですか?
糸はほつれあい、ほどこうともがけばもがく程解けなくて
僕がその結び目をほどこうとしても無駄なのかもしれない
どうしてだろう?
この世界は絡まりあう糸のように複雑で、僕の心は矛盾ばかり
真実など当事者しか分からないはずなのに次から次へと嘘で塗り固められていく
僕は糸から糸へ これ以上ないほどの窮屈さ
絡まりははどけないのか
切り刻めば解決するのに僕はどうしてもこの糸を切ることが怖いんだ
作詞作曲Kio
誰かを傷つけなければ
自分を愛していけないのに
不協和音が響くから
愛せないんだ
人は誰かがいなければ
生きていけないから
偽りの笑顔だけじゃ
申し訳なさが染みるよ
世界は笑っている
僕だってきっと笑えるはずさ
だから今は前を向く
ただ、前を向くだけ
電車の窓から外の景色を眺める。
自然が多くて綺麗なもんだ。ここらも悪くないかもな。
電車がトンネルに入る。急に窓に自分が映る。
何だよ。せっかくいい気分になってたのに。
俺を見たせいで、もっと自然が見たくなっちまったじゃんか。