赤く塗ったのは下向いてもいいようにしたかったから
塗り直さなかったのはそんな元気なかったから
色が削れてきて また失う気力
私弱いから って言えば死んじゃいそうだから 弱くないって嘘をつく
頭がパンクしそうなほどインプットしたけど
思うようにアウトプットできなくて
また今日もいちにち終わっちゃうね
そんな風に過ごして、私どこへ行くんだろね
また春が来るねって君が言ったから
鼻詰まりで苦しくてもいいって思った
また冬が来るねって君が言ったから
冷たい風に刺されてもいいって思った
また夏が来るね 秋が来るね
君が発した言葉 事 ぜんぶ好きになる
どうしても好きになれないのは 君の口から出る女の子の名前
忘れたいこと忘れなかったこと
忘れないようにしたこと忘れたこと
落とし物を拾ってくれるだれかに救われて
私もそんな風に ただそんな風に
落とし物を拾って 持ち主の元に帰りますようにと
そんな風に願える大人になりたいんだ
世界には自分よりも上がいる
でも俺は上と張り合う気もないし
膝まずく気もない
俺は所詮俺でしかないから
俺がなれるのはあくまで俺でしかないから
気づいたら3月
気づいたら卒業
会えなくてもお祝いの気持ちでいっぱいです
これからも頑張ってください
愛してる
人間が一人もいねぇな。
もしかしてここは、渋谷スクランブル交差点?
俺の時代とは違って、何の音もしねぇ。
なんか空気が濁ってる。
ちょっと、暗い。
空が狭いから、かな。
見上げるビルとか建物も、ここでは廃墟か。
咳が止まらない。
俺の足音が響いてる。
カプセルだ。
あ、人が入ってる。
いつかこんな時代にたどり着くのか。
人間はもう、人間じゃない。
ロボットに生かされて、ただ呼吸をするだけの肉のかたまり。
皆、バーチャルの世界に、行っちまったのか。
寂しいな。
さてと、帰り方を探すか。
もう勘弁してくれよ。
何だって教師に銃を持たせるんだよ。銃を取っ払えば済む話じゃないのか?
国ってのは民意を反映してくれないのかよ?
トップだけで国が成り立ってるわけじゃないんだからな。
皆やらさらていると分かってはいるけど、仕方な
いと自分に言い聞かせてやっている。
それは、もしも反発などしたらその経歴は一生残
り、一生馬鹿呼ばわりされ、今が良くても後に不
利になる事を恐れているからだ。
そしてその考え方が世の中の常識として蔓延って
いる為、反発などすれば周りの人間に馬鹿にされ
る。
今の時代、そういう馬鹿はかっこいいとはされて
いない。だからかっこいいと思って反発的な態度
をとるのは少しずれている。
ただ、反発的な態度が馬鹿な事だと、かっこ悪い
だと知っていても、それでもこんな自分が望んで
もいない事をいかにもそれっぽい言葉で説得され
ながら、やらされる日々に疑問を抱き大人に反発
する人を僕はかっこいいと思う。
僕は駄目だ。
将来の事や周りからの評価ばかり気にしてしまう
僕は彼らみたいになれない。
それは決して悪い事じゃないだろう。
だけど僕は、確かに将来の事をせかす大人や、夢
を追わせない大人、急がなければ後悔するように
できている社会、ごまかしの言葉、偽りの言葉、
数え切れない裏切りに対して、疑問を抱いていた
はずだった。
好きな人のこと考えて歩いてたら
あれれれれ。
もう家の前だ
郵便受けを覗こうと思ったのにな。
あれれれ。
好きな人のこと考えてたら、
通り過ぎちゃって、もうエレベーター乗ってるよ
あれれれ。
寂しくない
でもこの日常が
当たり前じゃなくて
懐かしいと思うように
色褪せていくのが
やっぱり少し
寂しいだけ
明日卒業式
約半年前に決めた 君への告白
ここに来て言えない気がする 心の嵐吹き荒れる
君はどんな顔して明日の卒業式に出るのかな
私はどんな顔して明日の卒業式に出たらいい
どきどきするな 緊張してきた
やっぱ 明日言わなきゃ?
未来形 現在航行中
確率不定の 波間を縫う
未明 理解不能の暗闇を抜け
現在 黎明刻に突入
視界が明るむにつれ 周囲を認識
自らの矮小さと引き換えに 海の広さを知る
夜から昼へのモラトリアム
おびえる船員は我が身のみ
先は長く見通せないため 航路未定
速度なんて気にしちゃ つまらない
藍と紺の隙間より 金の輝き
いずれ牙をむくだろうその怪物にしかし私は抗えない
後方には星空の余韻 黒白のコントラストを目に焼き付け
いざ わが旗印を上げよ
日の出はすぐに間近である
高校生になってから物欲がなくなってきた。でも、音楽へ対しての欲は強くなっていくばかり。
好きだから。いらいらしてしまう。
TVでアーティストさんが出ていたら、演奏に集中すればするほど周りの音が大きく聞こえてくる。自分の内側から無意識に鳴っている鼓動でさえも邪魔に聞こえる。
CDやDVDが発売されるならば、どうにかしてでも手に取りに行く。交通費もおしいからどんなに嫌でもお母さんの運転する車に乗る。
そうしていると、大好きな曲を演奏しているのに涙が出てくる。
同じ空間にいると、迎えに行っているのに涙が出てくる。
そして求めているもの以外に気を取られて、見ていたのに見ることができなかった。
のちに見れなかったことを思い出して涙が出てくる。
泣きたいわけじゃない。悲しいわけじゃない。好きなの。
気付けば音楽に振り回されている自分が泣いている。
どうしたら助けてあげれますか。
音楽を知らなかったあの時に戻りたいとか。
知りたくなかったとか。
そんな事を思う。今日この頃。
「心の底から好きになる必要はない」
人には必ず 表の顔があり 裏の顔がある
表が優しい人だって
裏では 暗かったり 怖かったり
表が無口な人だって
裏では 明るかったり はっちゃけていたり
みんながみんなその手には
優しさと 真面目さと
怖さと おふざけと
どこか反省している毎日で
でもやっぱりふざけたり
私の見ている表とは
誰が見ている裏である
知らぬ間に尊敬の眼差し
なんだかんだ私には
心の底から嫌いな人なんていないんだとおもう
惑星誕生
人類誕生
農耕発達
長男誕生
独裁政治
次男誕生
両親離婚
戦争勃発
一家離散
戦争終結
兄弟再会
就職活動
高速道路
過重労働
交通事故
惑星衝突
地球滅亡
月にはうさぎ
火星にはきつね
水星にはかわうそ
木星にはぞう
金星にはしゃち
土星にはやまねこ
地球にはなにもいません
なにも
いません
≪1ページ目≫
疲れた
≪2ページ目≫
ダルい
≪3ページ目≫
ぐぁあ
≪4ページ目≫
あなたは女子高生。入学して一か月以上経つがまだ友だちができない。中学時代のようにひとりぼっちのまま卒業を迎えるのは嫌だ。昼休み、あなたは思い切って、派手めな男女のグループに近づく。
「ちょっとあんたたち。さっきからうるさいんだよ」
考えていたのとはまったく別の言葉が出てしまい、あなたもグループも一瞬固まってしまう。グループの中の男子が口を開く。
「うるさいって、昼休みだし。どうして先生、職員室に帰らないんですか」
あなたはあれから十年の歳月が流れていたことに気づき、胸をなでおろす。
るなちゃん、起きなさい。遅れるわよ。
頭痛いから休む。
またぁ? 先週も休んだじゃないの。ああもうお母さん行くから。ごはん食べたらかたづけお願いね。
はぁ。
子どもが自分に似ていようが似ていまいが、自分が育てられたのと同じように子どもを育てる親がほとんどだ。甘やかされて育った親はやはり子どもを甘やかして育てるのだ。
あなただぁれ?
わたし、納豆の精です。なんだかお悩みのようね。
高校に入学して二か月になるのに、友だちができなくて。毎日ひとりでお昼ごはん食べるのがつらいの。
なんだ、そんなこと。まかせて。わたしが魔法でなんとかしてあげる。
るなちゃん、お弁当いっしょに食べない?
あ、うん。
るなちゃんお弁当食べよー。
うん。
るなちゃん、こっちで食べよー。
どうだった?
……楽しかった。でも、もう魔法といてほしい。なんか、こういうの、違うかなって。
大丈夫。魔法なんてかけてないから。
えっ!?
みんなが声をかけてきたのはあなたが自然体で振る舞えたから。つまりあなたの実力よ。じゃあね。
……ちょっと、あんた……待ちなさいよ。
はい?
よくも騙してくれたわね。
え? え? え?
これでもくらえ! 必殺……女子高生ビーム!
うっ……やられ、た……。
安定したこの世界
優しさだけでは生きていけない
憎しみだけでも生きていけない
何か一つでも欠けたらいけない
不安定なこの世界