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うたうたいの独り言

君が振られたあいつをいつまでも見てるのがツラい。

未練じゃなくても、憎しみであいつに囚われている。

心が痛むくせに、もう昔のことと笑って言う。

本気で笑えてないよ、

ちょっと目を伏せて、

右耳を撫でて。

でもさ、気づかないふりも大切なんだよ。

未だに泣いてるくせに、すぐ明るく振舞おうとする。

まぶたの腫れが見えるよ、

花粉のせいに、

風邪のせいに、

でもさ、わかっていることも大事なんだよ。

そうやって君は孤独を愛そうとする。

そうやって君は嘘に飾られてる。

そうやって君は誰かを演じる。

そうやってまた君は綺麗になる。

…なんて。


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暗黒惑星

輝く星々の中に、ぼくみたいなのがいてもいいんですか

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夢題

君の匂いに似た香水を見つけて
何だか胸がギュッとなった
もう君は僕のそばにいないんだって
分かってるけど
分かりたくなんてなかったから
余計に辛かったんだ
もちろん買ったよ、その香水。
でも使ったら
君を思い出しちゃうから
使わないって決めてたの
君と作った思い出全部、
それに君がずっとって約束してくれた
あの日のことが
頭から離れずに苦しいよ
もう一度、もう一度だけでいいから
あの日とおんなじように
好きって言ってほしい
果てしない願いなんて言わないでくれ
君のことが好きなんだ
あの日に戻れるなら
君と手を繋いでいたいんだ
だれか、
一週間前に戻してください
そしたらきっと
今頃彼とは手を繋いでいるはずだから

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好きな人(同性)が言ってたの。

『好きに罪はない』

「だって、人を好きになるなんて誰でもいいじゃん。勝手に好きになってたとかじゃなくて、その人が異性でも同性でも、その人を見て好きになるじゃん? だから例え同性愛でも、気にしないっす。」

ってね。

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夢題

君の優しさに触れるたび
君の面白さに触れるたび
何だかちょっぴり寂しくなって
閉ざしたはずの涙の水溜りも
一気に溢れかえってしまうんだ
君の飲んでるラテが
とてつもなく美味しそうで
一口頂戴なんて言葉を
咄嗟に隠したのも嘘じゃない
僕は照れ屋さんなんだ
君も照れ屋さんなんだ
もういっそのこと
大声で泣いてしまおうか
それほど君と離れたくないんだもの

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20:17

今日も終わり
あなたの匂いを
洗い流す

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存在価値

毎日のように心の深層に佇む自分を殺している。
その度に自分の存在価値が0同然である事を思い知らされる。
成長しない自分が幾重にも重なってきりがない。
だがそれでも。
自分が行動することで可能性は開けるのだと、今日も懲りずに危険に飛び込んでいく。

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明日君に会ったら最初に俺の気持ち全部伝えるから
君と別れた理由そして今の気持ち全部伝えるから
そしてちゃんと謝るよ君を傷つけたことごめんね

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『やさしさ』や『努力』
なんにも報われなくて

えらい人は綺麗事ゆうけど
世界はやっぱり哀しくて空しい

自分の心
アンパンマンみたいにちぎって
思いを込めたものが目の前で水の泡になって
すいこまれそうになる

でも気付いた

きみのその屈託の無い笑顔だけが
ぼくをここにとどめてる

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バニラ

沈む

我に

1人

佇んでは

気付く

痛む

知らぬ

ふりしていたい


それなら何処か遠く

この雨に隠れて逃げよう

ってさ。あなたが



言ったから、待ってました。
中身のない午前中はバニラ。
そのうちに寂しくなって
傘を持たずに出かけましたが、
あなたは驚くかな。私が居なくなって。


濡れる

雨に

毛先

針のように

冷えた

身体

うなじ

通るのは汗か雨か


そうしたらあなたから

電波のメッセージ「大丈夫?」

きみは馬鹿か


気付いたら、溶けてました。
想い出がアイスクリームみたいに。
地に滲んで、涙魚が
ピチピチと跳ねて裾が汚れた。
あなたが驚かなくて、少しホッとしたかも。



さようならを告げたのは
かなり前のことだったのに。
腹の底にこびりついて
言えなかったことがある。

大好きだった。愛してたわ。
でももうあなたはうざいだけ。
想い出は溶かしました。
バニラの香りがしました。

あなたは恐れるかしら。愛におののくかしら。

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ヒッピーに届け

「だらだらと長い文章にテキトウにピリオド打つみたいに、そんな風に、馬鹿みたいに人生終わっちまうのかな」
嫌に青い空は少しチープに見えた。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


僕らいつも、笑い合ったり、喧嘩したりして過ごしたけれど。
2年前の殴り合いで、君の全てがわかったんだ。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


さよならも中途半端なまま、別れたことが悔いだけど。きっと、向こうでも君はヒッピー。会いに行く頃、僕はおじいちゃん。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


握りしめた拳は行き場なく太ももに当たった。最初で最後の手紙は、上手く書けなかったから白紙のままさ。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


さよならヒッピー。僕たちはいつだってひとりだったね。
寄り添った時だけは何にも負けない。そんな気もしてた。

僕らはまるでヒッピーズ。
傷をつけたりつけられたり。
楽しかったね、またやろう。
煙草の匂いが雨にかき消される。
届け天国のヒッピーへ。

ソーロング・ソーロング
また君に会えるには
ソーロング
かなり長い時間がかかりそう。


晴れた日には煙草を吸う。
天国の君に届くように。
雨にかき消されないように。
晴れた日には煙草を吸う。

きっと君は線香の煙より
マルボロの煙の方が好きだろう。
僕らは大人になってしまったんだ

君は向こうできっとまだヒッピー。

君は向こうできっとまだヒッピー。

届け天国のヒッピーへ

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