君にとって僕は
どんな存在?
好きでいてくれてありがとう
後ろからそっと愛を伝える
大好き
汚いものから目を背けないでほしい
相手を傷つけるなら自分が傷つく覚悟をしよう
自分だけを守って、自分が綺麗ならそれでいい?
堕ちるなら一緒に堕ちよう
傷つく覚悟なら今のうちに決めなよ
そんな理想はせいぜい理想でしかないんだからさ
あなたのことを
ひとつ知る度に
一掬いの喜びと
知らないことの方が
多いことにまた気付かされた悲しみ
あーあ
独り占めしたくなっちゃうなー
独占欲が強いのも私の悪いところだよね
それでいいさ、の
やさしさが
ぼくが言うのと
あなたが言うのじゃ
きっと全然違うのです。
「綺麗な顔が台無しだよ。」
「だとしたらお嬢さまのせいです。」
「あら、私ってば罪な女ね。」
こんな軽口により、だいぶチャールズは目を覚ましたらしい。
ずっと隣にいて瑛瑠の身を案じていたのだろう。彼は疲労困憊に違いなかった。その上、心配も先走っていた。もっと早く気付くべきだったなと少し反省してみる瑛瑠。
夢のことはあとででいい。
チャールズを早く休ませることを優先に、これからの動きを軽く組み立てる。
「もう万全なので、今日は学校に行きます。ちょっと寝過ぎちゃったので、もう学校に行くまで起きています。遅れた分の授業、取り戻さないとね。夜明けまでまだ時間があるし、外へは出ないし、家の中は安全なので、チャールズは休んでください。
私が眠っている間、ずっと看ていてくれてどうもありがとう。」
自らの確認のために、声に出してみた。チャールズに微笑んでみる。
すると、やっと今日初めて微笑んでくれた。
「顔色も良くなって、本当に良かったです。二日眠っただけありますね。
本当に心配しました。心臓がいくつあっても足りないので、無理をすることはもうやめてください、金輪際。」
「金輪際。」
思わず復唱してしまう。
微笑みとともに、嫌みも忠告も置くことを忘れない。
「本当は、ベッドに縛り付けてでももう一日休ませたいところですが、顔色とその元気に免じて登校を許可しましょう。」
あなたの本心がわからなくて
嫌われてるんじゃないかとか
裏で笑われてるんじゃないかとか
いろいろ考えちゃって優しく出来ないの
そしたらどっちにしろ嫌われちゃうじゃんって
自分のこと嘲笑う
本当はただただ
優しくしてくれてるだけなのかもしれないのに
人の好意をまっすぐに信じられない私が嫌い
ねぇ
どうやったら人って信じられるの?
こんな私が人を信じることが出来るのは
もっともっと先の話になるのかな
夏は突然あらわれ、彗星のように去ろうとする。
たった1日、夏の思い出がほのかに残る。夏の終わり。
結局
あんたから離れてくんだ
僕はいつでも
花火の用意はできてるのに
もうこの世から去ろうとしたというのに
なぜ私の手を掴むの?
出会ったばかりの頃はそう思ってた。
なのに今では君の隣にいることが、
1番の幸せ。
私は重い人なのに、愛してくれてありがとう。
諦めていたつもり
期待していなかったつもり
歩き出していたつもり
他人と割り切っていたつもり。
全部「つもり」「つもり」「つもり」
所詮「つもり」は「つもり」なんだよ。
「確定」ではないんだ。
なんて特大のブーメランを僕に投げつけたところ。
「つもり」が積もって「嘘」になって
「嘘じゃないつもり」が積もって
「本当」が分からなくなっていた。
ねえ。そんなときどうしたらいい?
君に寄りかからせてもらってもいいかな
真っ直ぐ立つということでさえ
しんどく思えていた夏の終わり。
僕は支えてもらいながらだけれど
色々なもの大切に大切にしながら
ゆっくり歩いていこうかなって思うよ。
過去は重たいから出来るだけ置いていくよ。
でも全部じゃない。
過去があるからこそいまがあるからさ。
けれども僕は不器用だから
1部を置いていくのも、全部持っていくのも出来なさそうだから
やっぱりもう少しだけ時間を貰ってもいいかな。
手を繋いで歩いていってくれたら
嬉しいな。
課題が毎年のように終わらなくて
物足りなさを毎年のように感じてて
もっと何かしなくちゃ と
焦りだけが毎年のように積もっていく
元彼は親友とうまくいってるらしい
知ってるかい
あの子は私がいないと何もできないんだよ
私はあの子がいないと何もできないの間違いだ
免許とったら後ろに乗せてあげるよ
さよなら の一言を残して
しょうもない 小さな約束を残して
あの子は誰かの元へいきました
私も早く どこか遠くへ行きたい
私の言葉で 私の声で歌いたい
そう思う 夏休みの終わり頃