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今日も

当たり前のようにアイスコーヒーを買って
ホットのミルクティーにすればよかったと
後悔してしまうような風
残った氷を噛む気には なれなかった

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LOST MEMORIES CⅧⅩⅢ

落ち着けと自分に言い聞かせる。なぜチャールズは何かあったかと改めて聞き直したのか。
クラスの女の子から言われた言葉、そして歌名から言われた言葉がリンクする。
『笑った方が断然可愛いよ。』
『笑うと凶器だね。』
そんなに人前で笑わなかっただろうか。
そして考える。先程は、ワッフルを食べて頬が緩んだ。
「友だちができた。」
チャールズは呆気にとられる。いかにも、予想と違って驚いているという顔だ。
歌名の笑顔を思い出して、自然と微笑む。先の氷河時代はどこへやら。一転して春の暖かさに舞い戻る。
「その子、エアヒューマンなの。」
にっこりする瑛瑠と対照的に、チャールズは少し身を強張らせた――ように見えた、気がした。

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貴女の自慢のその指が、頭が、顔が、全てぐちゃぐちゃになったらいいのに。

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キミとの出会い

桜のピンクが綺麗に空の青に映えたあの日
となりの席のキミとぎこちなくあいさつ
いつもマスクのキミ
顔を見れないのがちょっともどかしい
でも笑った時に細くなる優しい目で見つめられるとなんだかソワソワするの
これってなんだろう

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ポエムティック

不安定な言葉なんて言わなければ

こんなことにならなかったのに

喋りだすから、滑りだした、

そんな僕の生活はそろそろ

水の溜まった地面に落ちるのだろう


黙りこくっても生きていけると

証明したのは僕自身なのに

どうして同意を求めるの?

どうしてみんなといたくなったの?

でもやっぱり、ひとりになりたい?

それでもどうしてみんなは優しいの?


もしかしてみんな僕に、水たまりに落ちてほしいのかなぁ、

それとも、

こんなことを考えている僕だけが

よっぽど…なのかなぁ

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素敵な一日のレシピ

早く起きた朝の
素敵な一日の作り方

睫毛を少し上げて
チークを入れてみたりして
仕上げにリップで彩りを

真っ白なブラウスに手を通して
赤いスカートをひるがえし

いつものスニーカーを横目に
オシャレなヒールを履いたなら

後は笑顔で行ってきます

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不満

大人の中では自分を正当化するのが流行っているらしい

なんで?

子供は子供なりに

逃げないで頑張っているのに

私たちを認めないで悠々と現実逃避している様が

泣きたい程にうざったい

そんな大人なんて信じられる訳がない

逃げないで 私たちは頑張ってるよ

あなたたちはどうですか?

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No

悔しい悔しい悔しい
届くと思ったものに手が届かないことが
こんなにも遠いことが
苦しかった何もできない自分が
いつも弱い自分が
悔しかった
苦しかった

強くなりたかった
強く 優しい人になりたかった

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LOST MEMORIES CⅧⅩⅡ

「久しぶりに食べたような気がする。」
優しい甘さに破顔する瑛瑠。
チャールズが、少し意外そうに訊ねた。
「お嬢さま、今日いつもと変わったことありました?」
変わったこと――先程の望とのやり取りを思い出してしまい、顔に熱が集まる。あのときは状況をのみ込めず、望に主導権を握られっぱなしだったが、落ち着いて思い出してしまうと、どうにも居たたまれない気持ちになり、鼓動が速まるのを感じた。
しかしこんなこと、
「言えない……。」
さて、一方でこんな顔してこんなことを言われたチャールズが心穏やかでいられるはずもなく、先の氷河時代が再来したようで。温め、丁度よく溶けたはずのキャラメルは、封を切る前の固さを取り戻した。
「お嬢さま?」
作り笑顔は普段の倍の華やかさだ。

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来週から10月

9月も終わりますね。秋本番の頃に募集した固定タグ【夏が終わる】【夏の思い出】のポエムへのご参加ありがとうございました。みなさんの素敵なポエム、たくさん拝見できてよかったです!!
この場を借りて御礼申し上げます。

次回の固定タグをお楽しみに。

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無題

自分の世界で閉じこもるのと
自分らしく生きること。
どっちの方が賢いかな?

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未来

知ることは未来そのものを変える
宇宙が幸福になるには
その知恵こそ
求めることができれば
慈悲の心を忘れないようにと
心が目を覚まそうとしてぼくらはあの場
所へいつものように足を向ける

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ベクトル

あの背中が大きく見えて
あの背中が遠く見えて
また隣を歩きたい
そう思うのは私だけ
あなたのことが好きなのに
遠くなるあなたが嫌いなの
たどり着く日は来るのかな
あなたに向かって伸びていく
恋の直線ベクトル