それこそわからない。
そんな瑛瑠の顔を見て、花は笑った。
「だから、瑛瑠ちゃんのまわりに似た人がいたんじゃないかしら。」
たしかに、そう考えるのが自然である。妙な引っ掛かりを感じたから探ってみようと思ったのだが、何もなければそれに越したことはない。チャールズも、ただの人間だと言うし、考えすぎだったかと、コーヒーに手を伸ばした。
「花さんのご友人、私に似ているんですか?」
聞くと花は頷く。
「綺麗なパーツが似てる。雰囲気も似ていて、この前入ってきたときびっくりしちゃった。」
人間界にもいるのか、この顔が。
そんなことをふと思う。
「それにしても懐かしいな、まさか瑛瑠ちゃんの通っている学校が私の母校だったなんて。」
その制服、私も着たよ,と笑顔を向けられる。ということは、
「……ちょうど10年前、高校一年生だったということですか?」
木枯らしに揺れる、街路樹。
黄色い絨毯を君は急ぐ、
そんなに急ぐと危ないのに、
そう思った瞬間に、
落ち葉に脚を取られて
君はよろける。
フーッと息を吐いて
お花屋さん、
八百屋さん、
雑貨屋さん、
順々に回る。
たくさんの荷物を抱えた君が
ようやく帰って来る。
遅いじゃん、と言えば
ごめんごめん、と買った花を生けながら言う。
すごい久しぶりだったから心配したよ、と
不機嫌に言ったが、
風が強くて落ち葉が多くてね、と掃除しながら言う。
本当だ、風が強い。
寂しい香りが風に乗って花をつく。
それから君と黙って見つめあう。
…陽が傾きかけて
もう行くね、と君は言う。
もう少しだけ…
また会いに来るから、君はそっと触れて言う。
それから小さな声で一つ呟き
立ち上がり歩き出す。
その手を引いて止めたかった。
君をそっと抱きしめたかった。
何分でも何十分でも見つめあっていたかった。
動かない身体がもどかしい。
君の香りが見えなくなった後、痛感する。
『思い出した。僕は死んだんだった。』
皆さん色々素敵な文章を書いてくださり、ありがとうございました。矢張り少しホラー色が残りますが、それもまた良い。僕も精進しなくてはなと思いました。お手間かけさせ、すみませんでした。そして最後にもう一度、本当にありがとうございました。
こんばんは。例のごとくmemento moriです。
最近始めたばかりの連載。ただいま他のことに手が一杯で早くも更新できていません。来週半ば辺りから再開する見込みです。何卒よろしくお願いいたします。m(_ _)m
This is the way.ご贔屓ください。
この想い
今日も伝えられなかった
時間を忘れるぐらいずっと話していたのに
憂鬱な帰り道
知らない道でもいい
遠回りして帰ろう
行かないでって叫んでくれればよかったのに
過去に逃げる私は、弱虫。
ずっと同じことに囚われて
ずっと前に進めない
弱虫だけど、強くなりたい
それなのに
もうこのまま夢を見ながら
泡に包まれ眠りたい
そう願う私がいる
それだから
消えない想いは
ずっとこのまま
乃木坂46の「帰り道は遠回りしたくなる」と、あいみょん先生の「今夜このまま」から考えてみました!
I want you shine more.
But God's leading you to Death-Door.
I can't do for you anymore.
I'd like to spend with you,
seeing vary beautiful view.
Were I God , I could bloke Rule.
Oh… It's only that I can say to you…
[I'm Sorry . I Love you forever.]
ラップトップ閉じて、おいでよ
ゆらゆら 感情優先船
つまらない嘘は投げすててきて
ちゃんと僕は傷つくんだから
何もかも失うほど勇気はないし
世界を変える行動力なんかない
ただ最後に一つだけ残るものが
あなたであって欲しいと願うんです
風がふいた
冴え々えと
朱い、そら
沈んでいく
淡いみどり
熔けて、流
れて、消え
た