ピロン、とスマホが鳴った。
私は何気なくそれを手に取った。誰だ?今やっと勉強に集中できそうだったのに、と思いながら。
LINEに通知が来ている。一体どのグループだろうか? いつメンか?それとも部活?それとも―?
全然違った。メッセージが来たのは、もうその存在すらも、忘れかけたグループだった。
そのメッセージは、
「なあ、今度みんなで集まらないか? あの場所で、もう一度」
だった。
なんで…?と思った。この忙しいのに? 受験生なのに?
でも、去年のあの日、こんな約束をした。
「来年も、ここで…また会おうな!」
あの日、みんなでLINEの交換をして、よくメッセージのやり取りをしたっけ。でも互いに忙しくなって、もはやその存在を忘れてしまった―
「みんなって…」
全員集まるのは無理がある。それも承知の上だろう、メッセージの続きには、
「別に今すぐ、行くかどうか返事しなくていい。当日でもOK」
と書いてある。
彼―メッセージの送り主も、行けるかわからないのだろう。私―”柊(ひいらぎ)リイ”はため息をつきつつスマホをテーブルの上に置いた。そして、メッセージのことをとりあえずは忘れるかのように、目の前の過去問に取り掛かった。
予告編っつったって、これ書き込んだら第一話書き込むんだけど(笑)
とりあえず、今日、12/1から12/25、クリスマス当日まで、毎日一つずつ、物語を書き込んでいきます。あ、でも、1つじゃない可能性も十分ある(笑) それぞれの物語は一応つながりがあります。ただ伏線だらけなので、最初の方は分かりにくいかも(笑) てなわけで、このあと、第一話”12/1”スタートです。
少し前までは
造られたものが嫌いだった
造られた色 カチカチしたコンクリート
何もかもが 空で囲まれた監獄のようで
この世界が自由なんて嘘
そう思ってた
でもリリ流晴れはさは
ペンライトの溢れるような光だけは
愛せたんだ
造形美、ってやつかな。
あぁ そっけないなぁ
最近話しても冷たいし
この前ボールペン貸してって
ニコニコしてた貴方の顔は嘘ですか?
RADWIMPS の「そっけない」が出てから
好きな人がそっけない
ひょっとして、意識したりしてますか
同じバンドが好きだから知ってるよね
もう聴いてますか?
なら、あなたが好きだって言っても
いいですか?
同じ学校 昼も夜も
同じ音楽 本当に君が好きです
受験の時 君も僕と同じ
このラジオを聞いてたなんて
運命だね
なんて言っていいかな?
そっけない、君へ
わざとなら
ここ、空いてるから
そっと後ろからぎゅっと抱きしめて
けっきょく君が…い、えっとね。い…
ないとダメなんです
だからおいで。
英人に言われたことに似たようなことを、倍の文字数で説くチャールズに、瑛瑠はもはや感嘆する。要は、危機感を持てということなのだけれど。
「あまり共有者同士で揺れるのはおやめください。力が漏れるのはよろしくありません。」
最後に言われたこの言葉に引っ掛かりを覚える。以前も、力を無闇に放出することをやめろとチャールズに言われたはずだ。
あとで英人に話してみようと頭の片隅に留めておき、話の転換を図る。
「次はチャールズの番だよ。
ジュリアさんに何をしたの?」
この話を振った時と同じように顔を顰めたチャールズ。
「人聞きの悪い言い方しないでくださいお嬢さま。
ジュリアは何て言っていたんです?」
そう聞くものだから、
「チャールズの馬鹿。」
瑛瑠は続ける。
「私の夢の中でもジュリアさん、チャールズの馬鹿って言っていたの。……反感を買っているの?恨まれているの?」
瑛瑠は列挙していって目を見張る。
「まさか、女性関係?」
皆さんこんにちは。fLactorです。
12月ですね。
突然ですが企画を行います。
皆さんはそれぞれ好きな曲があると思いますが、その中で気に入っているフレーズを使った詩を作ってください。
曲調を踏まえた詩にしてもいいし、あえて曲の感じを裏切るような詩でもいいです。
ちなみに僕は、ユニゾン先生の「オリオンをなぞる」の一節「オリオンをなぞる こんな深い夜」や、Aimerさんの「蝶々結び」の歌詞(こちらは全体の歌詞)が好きです。
タグは歌の詩(うたのうた)でお願いします。
曲のタイトル及びアーティスト名はどこかに入れること。題名や詩の前後、タグなどどこでもいいです。
恐らく僕の知らない曲とかも出てくるので申し訳ありませんがレスを全員に送る事は難しいです。好きな曲で書いている詩を発見したら積極的にレスしてください。
念の為ですが著作権とかに触れない範囲で引用してください。
皆様のご参加、心よりお待ちしています。