スプーン一杯のジャムを夕やけにかき混ぜて
日が沈むまでティータイム
夜が更けたらシュガーを入れて
どちらか寝るまでコーヒーブレイク
恋した
恋しちゃった
好きになっちゃった
いや、好きとはいわないよ?
だってあなたが言ってくれるんでしょう?
主観から乖離した情報などは無く、
視点を変えただけの自己世界で
私という一人称を抱きかかえた者が
感染症のように蔓延している。
それが、社会であり世界であるのだから
そんな素材は、磁石の反発する
という構造と似て交雑も干渉も束縛も嫌う。
学校なり会社なりに1つの箱に納めるという
統率行為は、愚行に過ぎず滑稽の極みである。
水が留まることを知らぬように人もまた知らぬ。
そこから繰り広げられる憎悪は凍土すら思える
気持ち悪さ感じる。
利他を思わず利己に囚われ、
情を囮にし、欲を先行させ
愛を貪り食う。それが人間であり
その醜い同士を掛け合わせ、
文豪が語る地獄のような絵を
具現化させたのが
今この世にある視点から
繰り広げられる物事では無いだろうか。
信じる信じない、愛する愛さない
否その事を思うことすら
はなはだしく馬鹿なる行為だ。
血の繋がりがない、他者に求める期待こそ
1番理解をして求めるものでは無い。
物事、者事は自分でしか知りえないのだ。
リスクもなければリターンもない
見返りもなければ傷もない
恋するまでは自分勝手で
恋してからは運任せ
ラッキーだったら近くにいられて
アンラッキーなら瞳にも映らない
無味無臭で味気ない
無色透明で素っ気ない
なんとも他愛ない恋だった