まずですね…
ほんっっっとに遅くなってすみません!
ノロマ亀更新なんです……
結構前に始めたリクエスト小説を、まだ待っている方がいるのならば(てか待ってくれてる人とかいるのか?)本当に申し訳ない!!
リクエストを下さった方々、前回のを読んでくださって待ってくれてる方々。
ほんっっっとにすいません…!
〈告知〉
明日から2日連続でリクエスト小説を書きます。
良かったら見てやってください。
ほんっっっとにお待たせしました!
頑張って書きますね!(白目)
応援してもらえると喜びます…モチベがあがるんですよー…
私の前に、やたらと元気な妖精さんが現れた。どこかあどけなくて、笑顔の似合う、私とは正反対の妖精さん。
私には友だちがいない。上司も同僚も嫌い。家族ともしばらく会ってない。毎日嫌い。嫌い嫌い嫌い。でも、そんな自分が一番嫌い。
何が元気よ,はじめはそう思った。元気とかバカみたい。誰も認めてくれない。楽しくない。ただ、妖精さんは、私の想いをすべて受け止めてくれた。
それから私はたまに笑うようになった。正反対の私たちだけど、ひとつだけ、好きな食べ物が一緒だった。それが、プリン。一緒にプリンを食べているときが、一番笑ったかもしれない。
外に出るようになった。
上司から褒められるようになった。
同僚と趣味が同じだった。
家族はあったかかった。
妖精さんに元気をもらった。
カーテンを開けたある朝、いつも元気な妖精さんが泣きそうになってた。一瞬ためらって、もう会えない,そう言われた。
私は君を元気にするために来たの。もう君は、ひとりでも自分を奮い立たせることができる。そう言って、微笑んだ。
訳がわからなかった。違う、まだ私はあなたがいないと生きていけない。
すると妖精さんは悪戯っぽく笑った。
私は、君がこれまでに捨ててきた元気なの。私は君、君は私。君にはちゃんと元気がある。一度は捨てた元気を、私を、もう一度拾ってくれて、本当にありがとう。
――姿が見えなくなった。
元気になったはずなのに涙は止まらなかった。けれど、私は仕事へ行く準備を始めた。
テーブルにメモと一緒にプリンが置いてあったから。
「もう会えない。」
君は、今にも泣きそうになりながら、震える声で、それでも笑って、そんな言葉を吐いた。
「こんにちはっ、泣いてるそこの君っ!」
正午になるってのにカーテンを閉め切って突っ伏している私の頭上から、唐突に降ってきた声。暴力的な倦怠感に襲われていた私は、顔を上げる気力さえない。
「ちょっと!君のプリン食べちゃうよ!!」
――誰?
開いた目がとらえたのは、全長5㎝程の人。羽が生えているから妖精なのか。とうとう幻覚が見えるようになったらしい。
「起きて起きて!私は、君を元気にするために来たの!!」