同じ素材 同じ柄
同じデザイン 皆でお揃い
個性を綺麗に塗りつぶしたら
さあ大行進、道を開けろ
Q.愛とは何でしょうか?
天使の回答「愛とは全てのものに等しく与えられるべき祝福のことです。あなたが人を思うとき、そこにはすべからく愛が含まれているべきなのです」
Q.愛とは何でしょうか?
神様の回答「そんなもの、私は持っていない。だからこそ私は平等でいられるのだ」
Q.愛とは何でしょうか?
悪魔の回答「ハッそんなことも知らねーのかよ。教えてやろーか?愛ってのはな、お前らが常に求めてるものだよ。お前らが欲しくて欲しくてたまらないもの。多ければ多いほど良い。何なら俺が叶えてやろーか?愛されたいって願いをよ」
Q.愛とは何でしょうか?
人間の回答「
何なんだよ愛って!
親からしか貰ったこと無いよ!
あ~、与える側になってみたかったよ・・・
逃げる。逃げる。
私は全力で走り、逃げる。
何から逃げているのか分からない。でも逃げる。
社会なのか、それとも別な何かなのか。
逃げて、逃げて、逃げ続ける。
多分一生、逃げ続ける。
三行ポエム書こうと思ったけど、思いつかなくって一行ポエムになったよ…
「ちょっと待って…みんないくつ?」
耀平は自分たちを指さし答える。
「おれは中2でこの2人が中3、んでネロが中1」
「え、ネロ中1なの…⁈」
「そうだよ、何か文句?」
ネロがジト目でこちらを見る。
「…いや小学生だと思ってた」
「はぁ⁈」
「いやそーだろコイツ身長140ぐらいしかねーんだぞ」
「ちょ師郎それ言うな!」
さらっと師郎に身長をバラされ、ネロはうろたえた。
「あと10センチぐらいは伸びる予定だからな」
そう言ってネロはパーカーのポケットから、小さな紙箱を出した。
「…何それ?」
「見りゃ分かるでしょ、”ココアシガレット”」
ネロは小箱をわたしに突き出した。
「…はぁ」
「こいつ駄菓子屋行くと絶対買うよなソレ」
「いいじゃん好きなんだし」
そう言いながらネロは箱の中身の白っぽい棒きれ”ココアシガレット”をくわえた。
「そいつは、僕だ……ただし、いまの僕から見たらそいつは僕ではない。僕にとって僕であるかそうでないかは、同じであるかどうかではなく、視点の問題なのだ。僕から見える僕は僕ではない。僕以外の他者から見て、どう見ても僕だったとしても」
「で、僕とは何だ?」
「何なのかはともかく。僕なんて概念はもろいものであることはたしかだ」
「……僕は、僕だ。自分のデータが消えても、他者の記憶から消えても。なぜなら、僕は、僕。自分を僕と言えるうちはまだ僕なんだ。逆に、みんなが僕のことを覚えていてくれても、僕が自分のことを僕だと自覚できなければ僕ではないんだ。僕を僕たらしめているのは僕。つまり僕の記憶なんだ」
「じゃあいまの君の記憶をそっくりそのままコピーして君を殺す。君の記憶は君のクローンに移植する。そのクローンは僕なのかな?」