初めて飲んだブラックコーヒーは
猫舌な僕には熱くて苦いや
この涙は苦味のせい
コーヒー色は誰の心?
噛みつきたい。啜りたい。噛み砕きたい。引き裂きたい。噛み続けたい。食したい。
ひとまず会話が落ち着いたところで、わたしはふと、さっきのことを思い出した。
「そういえば…さっき、能力発動してましたよね?」
「うん、そうだけど」
さっきわたしが見たのは、ただの見間違いではなかったと分かって、ちょっと安心した。
「あなたの能力って…『周りの人の視線を集める』能力?」
「ん~、ちょっと違うね。アタシの、ていうかアレは”セイレーン”っていうんだけど、『周りの人の意識を集める』って言うのが正しいかな」
その人は、水の入ったペットボトルのフタを開けながら続ける。
「あ、あと、アタシの名前は船戸 セレンって言うんだ。キミは?」
「え、わたし?」
思わず聞き返すと、船戸さんはそう、とうなずいた。
「…不見崎 清花(みずさき さやか)っていいます」
「へーいい名前じゃん」
船戸さんはニコッと笑った。
「…そうだ、船戸さんってさ」
「セレンでいいよ、苗字じゃなんかかしこまりすぎ」
そう言ってセレンさんは、ペットボトルに口を付けた。
「…寿々谷の人?」
わたしの言葉を聞いて、セレンさんは軽くむせった。
連歌企画に参加しているみなさんこんばんは、ちょっぴり成長したピーターパンです。
fLactorさんにまわる前にお伝えしたいことがあります。
先ほど掲載されました私の11番目の連歌ですが、見てくださった方はわかるように、ひどく字余りをしております(許容範囲±3におさめてはいます)。これは、まだこの企画に慣れきっていないみなさんのこれまでの正攻法な流れを裁ち切るために、あえてこういう形をとりました。
とても楽しいものですが、みんながみんなこういうことをしてしまうと、秩序がなくなってしまいます。秩序があるからこそ、こういった遊びもできるわけで。
次に私にまわってきても、このような邪道なことはいたしません。本来、連歌というのはとても決まり事の多いものなのです。みなさんにはぜひ、このように枠からはみ出しすぎることなく、形態を守っていただきたいのです。
その分、掛詞や共通のキーワードを使っていくなどして、形は崩さず工夫して楽しみましょう。
先ほどの私の歌は、fLactorさんの発句を私なりに再現したものです。最初に戻してみたので、ぜひまた違う歌を紡ぎあげていきましょう。
ご清聴ありがとうございました。
思い返せば私の人生、黒歴史ばかりであります。
しかし黒い歴史も残さずして、一体何になれようものでしょう。
では反対に、白い歴史とはなんでしょう。
後で振り返っても、何の恥じらいもなく誰にでも誇れるような、
そんな立派な過去でしょうか。
綺麗な思い出ばかり集めて、青春映画でも撮るつもりでしょうか。
偽物で埋め尽くされた世界は、何処まで行ってもフィクションです。
"白い"自分であろうとするその姿が、何よりの黒歴史ではありませんか。
私の歴史は、黒で良い。
真っ黒に塗り潰されたこの道は、きっと何処かへ繋がっているから。
汚れることを恐れては、前には進めません。
メメントさんの誕生日にポエムで囲み倒すの見てて面白かったので、今度誕生日で祝われたい人は名乗り出てもらってその人にポエム送りまくるっていう企画を誰かしてください(丸投げ)
ちなみにどなたか誕生日が近い方いらっしゃいますか?