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世にも不思議な人々⑪ 不審者は良い人・後日談

リータ「あ、こんにちは、チャチャさん」
チャチャ「……」
リータ「チャチャさん?」
チャチャ「あ、僕?」
リータ「はい。先日はお世話になりました」
チャチャ「良いんだよ。気にしないでくれ。…うーむ、その呼び方何か違和感」
リータ「作者の都合なので諦めてください」
?「よおフッシー!」
チャチャ「グフッ!……何だ鈴木、お前か」
鈴木「ああ俺だ。奇遇だな。……ところでフッシー……、一つ忠告しとくけどよぉ……」
チャチャ「な、何?」
鈴木「未成年に手ぇ出すのは止めとけ。ワンチャン犯罪あり得る」
チャチャ「違うからね⁉そういうアレじゃないから!ほんとそういう誤解を招く言い方止めて!」
鈴木「そうなのか?怪しいなー…」
リータ「この人は別に悪い人じゃないですよ?この間助けてもらったのでお礼を言ってたのです」
鈴木「そうなのか?」
チャチャ「そうだって言ってたよね⁉」
鈴木「そうか。まあ良いや。俺用事あるから、またな!……マジに手は出さない方が良いぜ」
チャチャ「違うってば!」
リータ「…お友達ですか?」
チャチャ「腐れ縁だよ」
リータ「そうですか。……ところでフッシーとは何なのです?不審者のフッシー?」
チャチャ「違うからね?」
リータ「いやー、この暑いのにコート着てるし、知り合いじゃなきゃ不審者と言われるのもやむ無しかと」
チャチャ「言うねえ?結構傷ついたよ?……本名から一部取ったあだ名だよ」
リータ「そういう事でしたか」
チャチャ「そういう事」
リータ「えー、それでは、私はこれで。お時間取らせてしまい申し訳ありませんでした」
チャチャ「良いの良いの。気にしないで」

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血濡れの心の往く果てに

このバカ騒ぎはどうも慣れない上にいつも以上に鬱陶しい
ただ遠くに行きたいだけなのに、誰も何も知らないところに行きたいだけなのに
何でこんなのに巻き込まれなきゃいけないのだ
おまけに終着だから絶対に降りなきゃいけないし、嫌でもやかましいのが耳に入ってくるし、出発まで少し待つと来た

また列車に乗る、やっぱりやかましい
少し眠い、しばらく大変だったからな
ただ壊したい、黙って遠くに引っ越した後に誰にも言わずにひっそりとほぼ全ての人からの連絡を俺が断つ

心はどこ、安住はどこ、希望はどこ、最愛はどこ、私はどこ
未来はもうみたくないけど、何で俺は進むんだろう

「命あれ、姿あれ、心あれ」
僕の好きな言葉
あの日の英雄が体現したこと
俺の夢は泡沫の夢
ただ希望を探してさまよう獣

そろそろ出るらしい
また会いたい人は多い
僕と、会ってくれるだろうか
いつか、会えるのだろうか

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ゲリラお題

こんにちは、ゲリラお題執行部です。
平成終わりますね。ゲリラにぴったりですね。
ということでお題をどーん。

「平成から令和への乗換駅に降り立ちました。状況報告をお願いします」

意味わかりませんね。ということで例をばーん。
〜〜〜
平成→令和

看板が立っていることに気がついた。
そうか。一方通行なんだ。
線路を見ると、やはり一本しかなかった。
黄色い線の内側まで下がる。
平成に。
何かあったわけじゃないけど、
戻れないんだよな。
そうとなると、やっぱり言いたいことがあって。
やってきた方向に向けて手を振った。
さようなら。
僕の生まれた時代。
たった一つの、時代を乗せて。
〜〜〜
例えば荷物の中身とか自販機で売ってるジュースとか。せっかくの時代の転換点の駅です。どんなふうなのか、自分が何をして、何を思っているのか教えてください。
締切は明日5/1の23:59まで。平成ー令和を跨いでやります。お早めに。
このレスか下記のタグをつけての投稿をお願いします。

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ブリキノダンス/日向電工

さあ、憐れんで、血統書
持ち寄って反教典
沈んだ唱道 腹這い幻聴
謁見 席巻 妄信症
踊れ酔え孕めアヴァターラ新大系
斜めの幻聴 錻力と宗教

ラル・ラリ・唱えろ生




ああ…今日もだ。
またやってきた。
意味の分からない言葉をつらつらと並べて楽しんでいる 「裏」の俺。
コイツが来る時はいつも決まって目の前が歪む。

やめろ。毎日こんなことやって何が楽しい。
口に出して言ってしまったらアイツの思うつぼ。
だから俺は心の中で叫ぶ。

「!?」
俺の影から手が伸びてきた。
不気味な手、理性の目…
踵を返して戻りたい。だけど何故か戻れない。
偲ぶその瞳に見据えられたからか。

そして、「裏」の俺が言う。
『ボクがいる限りキミは自分のイシでは動けない』
『ボクがキミを操っているんだ』
『理解なんてしなくていい』
『キミはボクのオモチャなんだからネ』
『そう…ブリキのように、ね?』

ブリキ…聞いたことある。
ここ最近ブリキのおもちゃのように舞ってそのままどこかへ行ってしまう人がいるんだと。
目撃者によると、まるで何かに操られているようで決して自分の意思では動いてないようだと。
あア…コレのことダったノか…
アれ…ナンダカなにモかンがエレない…

『ふふ…さよなら。もう片方の僕』


御手々を拝借 ブリキノダンス



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何かが崩壊している者さん!お待たせしましたー!
ようやく!書くことが出来ましたー!
ブリキノダンス自体の世界観が凄いのでどう物語にしようかと試行錯誤していたらこうなりまして。
結果、自分の書いたやつの世界観が分からなくなりました…(´•ω•`)
よりいいものが出来るように精進してまいります!
またリクエストお待ちしております!!(*´ω`*)

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誰だって

過ぎた瞬間に後悔を残して
僕らは今を生きていく
そしてその置き去った後悔の存在に息を終える時に気付く
そういう風に出来てる

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免疫

私の免疫力のない心臓は
誰かから少しでも優しくされるだけで
おかしくなるから
貴方は責任を持って
私をときめかせてください

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或る悪魔と兵士の会話

悪魔「よぉ兵隊サンヨォ」
兵士「何だテメェ。悪いが俺は兵隊じゃねえ。単数形だからな」
悪魔「お生憎様。お前は単数形じゃあねェ。品詞じゃあねえからな」
兵士「言うねえ」
悪魔「お前こそ」
兵士「何の用だ?つーかお前誰だ?」
悪魔「俺が誰かなんてこたァ大した問題じゃあねえ。…実はお前に聞きたいことがあってな」
兵士「何だよ?」
悪魔「何でお前はこんな不毛な戦いを続けてるワケ?どうせお前の代わりなんて幾らだっている。親も死んだお前に、泣いてくれる奴なんざいねえだろ?」
兵士「うーむ、これは実に突き刺さる。………何故戦うか、か……。生きるため、かな。生きるには金がいるんだ」
悪魔「分っかんねェなァ。金なんざ無くたッて、生きていくことは不可能じゃあねえぞ?」
兵士「違うね。お前が言ってるのは、『生き延びる』ってことだ。最低限死なないってことでしかない。俺は『生きて』いたいんだよ」
悪魔「ふむ、なるほど分からん。が、まあだいたい察したゼ。ソイツを聞いて悪魔の俺も少しだけお前を応援したくナッタゼ」
兵士「分かんねえのか。ってかお前悪魔かよ!」
悪魔「オウ。まア知りたいことは知れたし、もう帰るわ。じゃ、お前に幸あれ!」
兵士「悪魔が『幸あれ』って……」

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何もない

ここには何もない

でも私はいる

でもここがなんなのかわからない

ただじっとしているこの間に

針は動く

何もないところへ行く

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汚い自分を見て、認めて、許して寄り添ってほしい。