誰にこんな気持ちを言えばいいのか
自分の奥底に眠ってる気持ちも
私には分からない
君が言っている好きだって
信じて傷つくのが1番辛いから
気づかないふりをして
自分を守ってるんだから
好きって言うんなら
私のことしっかり見て本気で伝えて欲しいよ
線香花火が消えるのが惜しいなら
また冬にでも花火をしようよ
落ちる火を2人で眺めて
また笑い合おうよ
『未来は変えられる』
この言葉、好きじゃない。これじゃあまるで元から定まった未来がもうあるみたいじゃない。
未来ってのは存在しないのを無理矢理創り出していくものなんだから。
馬鹿な話だって分かってる
だけど話さずにはいられないんだ
いつかは伝えなきゃって思って
もうこんなに時が経ってしまった
見上げた空には
七色の虹がかかって
一人佇んでいるもんだから
五時過ぎの夕焼けに君を想うよ
今は…
この一瞬にしか
ない。
わかっているようで
わかってないよね、僕たち。
伝えられない想いの方が
美しい…
なんて言うのは
後悔でしかないんだよ。
不器用な言葉も
優しい嘘も
残酷な真実も
一瞬。
パッと
吹き荒れた南風の
向こう側にしかないんだよ。
躊躇った声も
偽った表情も
わからない体温も
一瞬。
豪雨の先に見える
天使の梯子の先にしか
ないんだよ。
伝えないと
伝わらないは
似ているようで
全く違うよね、
きっと。
…なんて
電停に立つふたり
"時のトラム"が通過した
愛だけを奪って
乗り遅れたふたりは3年後、
"時のトラム"にのった
きっと、3年前も今も
ふたりは手を繋いで歩く
ただ一つだけ違うのは
そこに愛はない
今では気心知れたfriend
展望台に立つふたり
一緒に行った街のエーガ館
今では跡形もなく
オフィスビルが建っている
台風一過の空を写して
きっと、74年前も今も
頭の上には一面のAoi空
ただ一つだけ違うのは
2羽の白いハトが
平和な時を運んでること
僕らの世界はタイトルどおり
泥沼に生えた花とおなじ
追いかけるほどすり抜けて
蕩けてしまう 月の光
イーマイナーの響きのとおり
重く寂しい言葉の道理
あれこれならべて 御託に変えた
ほつれた糸に 火をつける
いやに明るい 今夜のせいで
僕らはここに落ちたらしい
僕らの世界はタイトルどおり
おしまいまで観てね
星を数えた 教会通り
町境の警官
嘘をつかない 兵隊さんが
海辺で殺された
いやに冷たい 海のせいで
僕らはここに落ちたらしい
僕らのすべては言葉と通り
君に会いにゆくよ
いやに激しい ロックのせいで
僕らはここじゃ死ねないらしい
それなら僕らがタイトルどおり
世界を救うぜ
「まあそいつら普通に捕まったんだけどな」
「へー、どうやって?」
「二段ジャンプ野郎はより高いジャンプで取り押さえたし、影の薄い奴は普通に突っ込んで捕まえてた」
「二段ジャンプより高いジャンプができるその子何者?アスリートか何か?」
「さあ、知らん。けど知らないってことは違うんだろ。で、神か少年も物陰に隠れてたのがバレてあっさりお縄」
「神か少年って何その略し方」
「で、残りが主催者のジョジョなんだが、探しに行く気配が無いからどうしたのかと訊いたらそいつは絶対に捕まえられないからどうせ無駄だっつって、じゃあ試しにと一回ケイドロ止めて範囲決めてそいつを全員で捕まえようってことになったんだよ」
「範囲って?」
「4m四方」
「無理でしょ。1対6でしょ?」
「ああ、無理だった」
「やっぱり」
「捕まえるのが」
「ファッ!?」
「あれは人間の身体能力じゃなかったわ。あいつも俺らの同類だったのかね?」
「ハッハッハ、そんな馬鹿な。そんなコロコロいるわけ無いよ」
「……そうだな。それもそうだ。……あれ、そうだよな?あんまり人外ばっかで感覚変になってたかな」
「それもやむなし。だって君だろ、二段ジャンプだろ、逃げ足特化だろ……、マジに全員能力者あるかも……」
「だろ。折角だから今度そいつらにカマかけてみよっかな」
「何か分かったら教えてよ」
「おう。……さて、ところで一つ良いか?」
「何?」
「お前が不登校な分には別に構わないんだが、何故俺ん家に来た」
「細かいことは気にするなよ、少年」
キミは僕に見栄をはるだろう
虚栄で飾ろうとするだろう
そんなのとうに分かってる
分かりきってるんだ
そんなのも全部ひっくるめてキミだから
そんなキミを貰い受けようと思ったんだ
この先何年掛かるか分からない
けど、それまで笑って待つよ
キミが心の底から笑える日まで
あなたが苦しんでいるのは
言葉から伝わるけれど
でもあそこは
あなたの苦しみを明かす場所じゃない
あそこは作品の感想を並べるところだ
YouTubeのコメント欄
狂信者のコメントばかりに
いいねが押されていく
だけど私は迷ってもいる
あなたが苦しんでコメントする
この口をふさぐことが正義か否か
今もまだわからないまま私は見て見ぬふりをする
そういう意味では
私も苦しんでいるのかもしれない
あなたほどではないにしても
めんどくさいわ。
終わらない宿題も、
縮まらないあの子との距離も、
退屈で単調なこの日々も。
でも、
自然と存在しているそれらを
わざわざぶつ切って終わらせてしまうのは
もっとめんどくさいような気がする。
というわけで、
今日も惰性で生きます。
キラキラと光を浴びて
輝く氷
妖精さんたちが
楽しそうに飛び回ってる
ずっとここにいられたらいいのに