紙に書いた さようならの
文字がいやに 冷たすぎて
俺は 走って 風船掴んだ
飛んでいきたい 夜の外へ
カードが残っています。
お金で時を買うための
俺は走って 空前絶後
落ちていきたい 光の中へ
お前と お前とさ。
周りの声が邪魔だった…
イヤホンで遮った。
視界に入るモノが邪魔だった…
フードを深く被った。
いっそ、真っ白に生まれ変わって色鮮やかに綺麗に染まりたい…誰か綺麗に染めてくれ。
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これは今の自分の状況?感情?みたいな感じです…。ある意味ノンフィクション?ですかね。言葉って難しいな。
感想などレス頂けると嬉しいです。
例の男性、キタさんが言うことには、あの少年も能力者なんだと。詳細は、『ヌシだと認識した動植物を神格化する』能力なんだとか。似た能力に覚えがある気がします。
「……で、キタさん。何故に彼に言わずコソコソと話してるのですか?」
「能力者ってのは引き寄せ合うものだからね。あんな小さい子がそれ絡みで面倒な目にあっても可哀相だろう?」
「そういうものですか……。あ、そういえばキタさんってどういう能力なのです?何か私達のこと色々知ってるようですが」
「そんな簡単に教えるわけ無かろう?まあ教えるけど。僕の能力は『普通なら見えないものを可視化する』というものだ」
「何でもあり過ぎません?」
「何でもありだよ」
謎が解けました。良かったです。
「そういえば、僕の知り合いにまだ何人か能力者が居るんだぜ」
「ほう、それは興味深いです」
「何話してるのー?」
あの少年がヒキガエルと話すのをやめてこちらにやって来ました。
「ああ、ごめんね、放ったらかしちゃって」
「さて、僕はもう行こうかね。ヒキガエル様によろしくと言っておいて」
「はーい、さよーならー」
キタさんは行ってしまいました。
「ところで魔法使いのお姉さん。あの人誰だったの?」
「さあ?けどよく私が年上だと分かったね」
「何となく雰囲気で」
体中に湿布を貼って今夜も登板
胸のうちでグラグラ揺れ動く感情
今日も忙しなく弾くそろばん
弾き出した天秤の上の損得勘定
予想以上に頑丈なハート
弾き語るハードなロックとポップ
シンセサイザーはパチパチと弾ける
桜木ノアが、姿を消した。
唐突なことだった。部活の合間、休憩中に部室から駆け出していったのには違和感があったが、まさかそのまま帰ってこないとは思わなかった。下校時刻数分前。桜木はカバンを置いたままだ。俺は桜木を探すためにほんの数分ではあるが、部活を早退していた。
学校中を駆け回っていたのだが、桜木ノアは見つからない。もう下校時刻のチャイムは鳴っている。まさかカバンを置いたまま外に出たのだろうかと思ったところで、着信音が鳴った。
桜木からだった。
メッセージは簡潔。
「社会資料室に来て」
社会資料室へ向かいながら感心してしまう。確かにそこは盲点だった。資料室なんて普通の生徒は行かない。完全に見逃していた。
校舎の隅っこの資料室に着くと、桜木がドアを開けてくれた。内側から鍵をかけていたらしい。問い詰めたいことも怒りたいこともあったが、俺はそれをぶつけることは出来なかった。
桜木の頬を、涙が伝っているのを見てしまった。
たらればな夢をみているお前ら
だったらやめれば?今の人生
気に入らないならリセマラすれば?
満足できる人生を目指して
一歩前に踏み出してみれば?
背中押したら飛びだせるかな?
前向きな気持ちで逝けるはずだよ
前向きな来世に期待しなさいよ
こんな僕らも案外意外と
ろくでもなくないと思いたいだけ
君の背に
追いついたときには死んでいるセミ
染み付いたタバコは君のアメスピ
咥えてる指に憧れたけど
僕は棒付きキャンディで精一杯
AM.4:45
明け切らぬ淡い色の空が一筋溶け出して
地上に玉響の波紋を落として消えた
再びの静寂喧騒
たったひとり
幻想
夢想
情想
焦燥
煙草の火をこの手で揉み消す
気怠くて堪らない東雲
有象無象に全てを任せ
稲光に今身を捧ぐ
針の雨がこの汚らわしい何もかもを穿つ
さあ存分に
骨の髄まで跡形もなく消し去ってくれ
はじめから何も無かったように
黒い暗い森が子守唄を歌う
易者が水晶玉を手に嘯く
サンタマリアさえも蔑みの眼差しを
さあその鋭利な破片で劈いてくれ
この身を八つ裂きにしてくれ夜が明ける前に
何も存在しなかったように
また夜が明け日が暮れるように
この血も肉も粉々に砕け消えるように
見えもしない蜃気楼に今身を窶す
明日のこと、考える必要ってある?
暗い未来か明るい未来か
どんな未来かも分かんないのに
それよりさ残り僅かな今日を噛み締めないかい