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ふらっと

ぷらっとほーむに独り

切れかけ蛍光灯は
今にも死んでしまいそう。

人肌恋しいから自販機で
カフェラテのボタンを押した

電車は当分来ないだろうな。

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無題

僕はね、みんなの1番になりたいんだよ
だから、君達のお手伝いもするし、君達が困っていたら手助けもする
だけどね、1番じゃないってわかったら何もしたくないんだよ

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冬になり

冬になり
雪が降ると
周りが真っ白になる

こんなに綺麗な景色なのに
私の心はこの景色のように
真っ白

理由はちっぽけ

貴方のそばにいることが
出来なくなってしまったから

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メイド喫茶 後編

「ですよね……メイド喫茶って、女性のお客様もいらっしゃるんですけど、対応大丈夫ですか?」
「大丈夫です。わたし、レズもいけるんで」
「…………」
「採用してもらえますか?」
「ぜひお願いします」
「やった」
「いつから出られますか?」
「いつでも」
「では明日の一七時からで」
「はい。ではこれで、失礼します」
 ギャルが立ち上がるのと同時にわたしは、「お食事はされました?」とたずねた。
 ギャルはわたしの顔を凝視し、「まだです」とこたえた。
「近くに美味しい蕎麦屋があるんですけど、よかったらどうですか」
 一瞬戸惑った表情のあとで、ギャルは笑顔になった。
「ありがとうございます。お蕎麦大好きなんです」
 わたしはギャルを連れ、蕎麦屋に向かった。ヘルシーな食事によって女らしさを取り戻してもらおうと考えたから、というわけではなく、理屈抜きで、可愛いかったからだ。

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メイド喫茶 前編

 刑務所の受刑者の男性を対象に採血を行い、テストステロンレベルを調べたら、凶悪犯罪者ほどテストステロンレベルが高かったそうだ。女性受刑者も同様の結果が出たらしい。凶悪犯罪者でなくても犯罪者は平均よりテストステロンレベルが高いそうである。
 はて、テストステロンレベルが高いのはみんな犯罪者なのか。
 もちろんそんなことはない。
 悪に強きは善にも強いと言う。
 社会的な地位の高い男性の血中テストステロンレベルが高いというのはよく知られている。
 社会的地位が高くなることでそれにともないさらに自信がつき、テストステロンレベルが上がるという説もあるが、それなら犯罪者だって組織内での地位が上がることでテストステロンレベルも上がるはずだからこうした説は余談とする。
 男性脳、女性脳という考えかたが世間に広まってずいぶん経つ。
 脳のつくりが男性的であるか女性的であるかは胎児期のテストステロン暴露量によって決まるとされる。清楚な女性も加齢にともない男性化することはよく知られており、後天的なテストステロンにさらされることでも脳の男性化は胎児期ほどではないが進むと考えられるが、脳の構造を大きく変えてしまうほどではないだろうからこれも余談とする。
 とりあえず間を飛ばして結論を出してしまおう。
 高い濃度のテストステロンが先天的女性脳もしくは先天的中性脳、つまり男性と女性の中間の脳、に影響し、暴力傾向につながるのではないかとわたしは考える。身体と心のアンバランスが犯罪を引き起こすのだ。男性脳にテストステロンが作用すればプラスになるが、女性脳、中性脳にテストステロンが作用するとマイナスになる。
 ギャルなどの社会現象も心身のアンバランス由来のものではないか。
 テストステロンレベルが高くなるのはなぜか。高カロリーの食生活のせいだ。食生活の欧米化によって栄養過多となり、テストステロンの合成が過剰になっているからである。女性の男性化が顕著になったのは食卓の様子が変化した第二次ベビーブーマーあたりからだ。食が人を作る。
 さて、わたしはいま、目の前のギャルを採用しようかどうか迷っている。
「秋葉原はよく来ます?」
「来ません」

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君はなんでずっとここで止まってるのさ
黒い雲から無数に限りなく大地に打ちつけてる
いつになれば君は満足してくれるの?
そっと流れる雫を舌先で拾い上げる
強かったり 弱かったり
本当に君は気まぐれさ
誰も君の気分を心底理解できないんだ
一生一人で寂しくないのかい?
もしかしてその小さな無数な滴は
君たち一人一人の仲間
なの?

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ねぇ 聞いて? 見てる?

ほら ほら 扉が開いたんだ
黒い背景で閉ざされてた世界が太陽を取り戻したよ
聞いてる?
自然の生き物の音
見てる?
光に満ちた世界の姿を

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昨日のポエム

昨日書いたポエムが
どうやらひっかかったらしい
ちょっと色っぽすぎたみたいだ

コピペも取ってないから
もうどこにもない
サーバ上を漂う
僕の死 僕の詩

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雲の中

グリーンランドに行く
ためについた空港で
匂いもかがずに香水を一瓶かう
連れてきた犬と猫のために花も一輪ずつかう

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NO MUSIC NO LIFE 特別編

作者視点

イカとにゃんこ「今日この作品はスタートからちょうど一年が経ちました。書き始めたのが昨日のように思えます。もう一年ですよ。でも、まだ一年です。彼女たちの物語が尽きることはありませんし、彼女たちの絆に終わりはありません。書き込みが急に途絶えてしまったり、意味の分からない話、つたない文章など多々ありましたが、たくさんの感想や応援してくださる声があるから、今日こうやって一周年を迎えることができました。応援してくださった皆さん、これからもよろしくお願いいたします!
結月「ホントに皆さんありがとう!!!これからもこんな作者のつたない文章だけど読んでやってくれよ!」
時雨「始まった時から応援してくれた人も、この書き込みで知った人も、よろしくお願いします!」
美月「思い付きで始まった私たちの物語が、一年続いたのは皆さんのおかげです!ありがとうございます!」
玲「作者に仲良くしてくれた皆さん!これからも仲良くしてやってください!」

イカとにゃんこ「そして、一周年企画として作者と仲良くしてくださっている方々に作者と交代で番外編を描いていただくことになりました!誰とのコラボかは書き込まれてからのお楽しみです!」

一同「「「「「それでは皆さん!これからもこの『NO MUSIC NO LIFE』並びに、イカとにゃんこをよろしくお願いします!」」」」」

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No title

今まで幾度となく握ってきた手に
小っ恥ずかしいものをはめると
いつもより小さく見えて
思わずキミを抱き寄せた

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おとな

伏し目がちに塗る口紅は
当然はみ出すことも無く
まだ子どもだとたかを括っていた私は
少しだけ恥ずかしくなった