頭脳もなければ手に職もないぼんくらはむかしの農村部の中卒みたいに単純な労働を求めて外に出ていくしかない。これから二十年もしたら日本国内にそんな単純労働はなくなってしまうだろうからそいつらは外国に出て行くことになる。結果日本の人口は増えない。犬猫みたいにつがって子ども作ればいいってもんじゃない。シンギュラリティの世のなかになってそんなに労働力いらなくなるって予測されてるのに人口減を憂う。統合失調症としか思えない。
政治家のブログにコメントを書き込んで送信した直後、背後に気配を感じた。振り返ると、若い女が全裸で立っていた。セキュリティが万全なのが売りのマンションなのに。まったくどうなってるんだ。
女は全裸であるにもかかわらず、恥じる様子はまったくなかった。むしろ裸でいることのほうが当たり前のような顔で俺を見下ろしていた。
「君は誰だ」
「あなたの孫です」
無表情で女はこたえた。
「俺は独身で子どもはいない。よって孫もいない」
「わたしは未来から来たのです」
「納得。なんで裸なの?」
「時間旅行者はみんなこうです。衣服は時空を超えられないので」
「へー。で、何? 若いころのおじいちゃんに会いたかったとか?」
「仕事を求めて来ました。未来は超就職難なので」
未来の若者は苦労してるんだね。
こんばんは。
明日のお天気をお知らせします。
明日は、全国的に晴れ。
いいお天気で、一日中暖かい日となるでしょう。
なお、明日は全国でチョコレートが飛び交う模様です。
所によっては降る場所もありそうです。
傘を持ってお出掛けください。
小川のそよぎを調べて
いつからか私の人生は
流されるだけの水の方
いつまでも私の願いは
流れにさからう魚の方
水、風、日、月
それさえあれば充分だった
人、恋、花、時
子供の頃は無邪気に遊んだ
河原はもう無い
小川のそよぎを調べて
いつからか私の人生は
流されるだけの水の方
いつまでも私の願いは
流れにさからう魚の方
色、香、音、触
いろんな物に騙されてきた
風、姿、花、伝
目を凝らして耳を澄ませば
何かわかるはず
貴方を心から愛せたら
こんなに苦しくはなかったのかも。
貴方を愛さなかったら
こんなに悲しくはなかったのかも。
そんなことわかってたはずなのに。
誰も助けてくれない
誰もこちらを向いてくれない
誰も気づいてくれない
そう思った君へ
「助けて」って叫んでも届かなくて
「もう嫌だ」って言う気力もなくて
ずっと下を向いていた君へ
少しでいいから顔をあげて
涙は拭かなくても大丈夫
誰も笑ったりなんかしないよ
ここには僕しかいないから
お願いどうかここにいて
そう願った
でも誰も来ないで欲しい
そう思った
お願いどうか何も言わないで
そう祈った君
ただ肩に手を添えた彼さえも
厄介な存在に思えた
ほら
よく目を凝らして
君の声に耳を澄ます人が
きっといる
だから声を出して
君の声が聞こえる
いつだって知らずのうちに人を傷つけてしまって、後になって後悔する
正しいことばかりが必ずしも最善だとは限らない
どんなに生まれ変わろうともやっぱりどこか変わりきれてなくて
このどうしようもない気持ちを誰か隠してほしい
羨んでも過去には絶対に戻れない
ヒントは曖昧で見落としてしまって
的はずれな部分に原因を見出そうと必死になる
そうやって今というどうしようもない現状を過ごしている
ふと思う、別の誰かになれないか…等というくだらない願いを
こうして日々が過ぎていって、たどり着くのは天国か地獄か
人間という生き物は鈍感で、人の心なんて分かりはしないけれど
それでも愛し愛され生きていくものだ
過ちを犯すというのは自分だけじゃない、生きているなら誰にだってある
そういった中でどうやって生きていく
空が蒼と白に混ざりあって来た頃
私は眠りにつく
あぁ、また、こんな時間
分かってる良くないのは
だけど気づいたら夜の魔物に取り憑かれてたのさ
心地いい闇の中に沈み込み
また、昼に怯えるの
起きたら朝は消えていて
カーテンの隙間からは昼の光が私を襲う
あぁ、また、こんな時間
世間からズレた生活にズレてく自分
だんだん居づらくなる居場所
未来はいつからか理想になり
言葉は気づいたら祈りになっていた
私を留めてるきみの声もいつかは聴こえなくなるのかな
今はただきみに縋って生きてる