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かぜ

春になって
冬に眠っていた花たちが
いっせいに咲きそろった花畑

あなたはそのまんなかに立って
きれいねって
花よりもうつくしく
ほほえんだ

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僕1人が取り残されたがっている

春の花が咲いた 僕は1人泣いた
遊んで暮らせる理想郷のような気分で生きて
行けたらねとか
堕落に堕落を歩いて進むけど また
僕によく似た声の奴が手を引っ張ってくるんだ
知ってるよ だなんて言うけど
いつの間にか振りすら下手になったなぁ
止まる選択肢なんて簡単に取れて楽にも関わらず不思議と止まってる間は圧迫と狂気が僕の心臓を掴んで離さないみたい
苦しくて怖いんだ
伸ばした手の先にはいつも出口の矢印
救われたがらない僕を神様はいつまでも追いかけてくれるだろうか
何千何万 いや無数にも等しい世界の命の中では
ただの1人の命をいつまでも気にかけていて欲しい
神さへも僕だけを見ていてくださいと願う
芽吹けば僕の世界は緑に姿を変えてゆくだろう
きっと世界は神はそう望んでいるに違いない
僕1人が世界に取り残されたがっているんだ

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強い≠大丈夫

強さと弱さを天秤にかけたら
きっとあなたは強さに傾くだろう
そんなあなただから守りたいんだよ

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移ろい

あなたが卒業してから
もう2年がたった

わたしは今でも
あなたのことをひきずっているのかもしれない
あなたのことが好きなのかもしれない

あなたを目で追いかけるばっかりで
なにも言えずなにもできなかった
あの日から2年

明日
今度はわたしが
卒業します

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ときどき思う

ときどき思うことがある
みえない景色をみようと、
頑張ってジャンプしたあの日も
とどかないボールを捕ろうとしたあの日も
叫んでなんとかしようとした
あの小さかったあの日も


すべてすべて今になってるんだな
あの景色にいま俺はたってるんだな。
あのボールもケガをしてでも捕って良かったな。
叫んで叫んでなんとかしようとしても
良かったんだなぁ。


皆負けんなよ、俺も負けねえよ。
俺はあの栄光を手にするまで負けねえからな。

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0、06秒の悪魔 2話 ノンフィクション

先生「じゃあ、みんな集まってー❗」
全員「はい❗」
すごい❗この部活本当にすごいなあって思ったのはつかの間全然ちがうのはすぐ気づいた。
そう見ている限りみんなサボっている。
例えば、外周を3周と言われているのに2周とか、
走らないといけないのに歩くとかいろんなやつがいる。どうしようもないことは分かっている。
あ、すみません。読書の皆さんいうのを忘れました❗Kです❗ああ、一話目のk後輩です。
それじゃあ、話に戻りますね。
今日は長距離陸上部の一年生が加わって初めての練習。もちろん僕はすごい緊張していました。
その最初の練習は、リレー対決でした。
実際のところこの男子長距離陸上部だけが本気だったようでした。そこで僕はあのT先輩のすごさに気づきました。そのひとの走りは、身長が低いのを理由にせず、ピッチを(足を速く動かすこと)
を意識して全員の中でも一番速かった。

読んでいただきありがとうございます❗
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夜中

夜に聴く歌は
僕を梳かしたり
沈めたりしない 冷たい歌がいい

夜の終わりには
ファンファーレなんかじゃない
地金ですらない がらんどうな歌がいい

かけるかな そんな歌が
子守唄じゃないけれど
かけるかな そんな歌を
君にきかせるための歌

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過去の現在の未来の何処かで

「また明日!」って言ったんだろうな
でも、「さーけーべー」って
次の日言えなかった生徒がいるんだろうな
そう思うとそう考えると
胸の奥がギュッって摘まれたように痛くなる