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大丈夫

SOLにはいろんな生徒が登校してくる
周囲には言いづらい悩みを抱えた生徒
学校に行けなくなってしまった生徒
学校で辛い思いをしている生徒
でも
この学校で
校長や教頭を筆頭にした
沢山の講師陣の優しい言葉
生徒同士の励まし合いを
見たり聴いたりしていると
自分も力に成りたくなってくる
どこの誰かも分からない
会って話したこともない
歳も性別もバラバラな同級生に
「君はもう大丈夫‼️」
って言いたくなる

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今日という日

あいつにとって今日は楽しい日。
こいつにとって今日は仲直りの日。
その人にとって今日は歌う日。
この人にとって今日は別れの日。

僕にとって、今日は「生きよう」と思えた日。

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未来

お先真っ暗 よりもさ お先真っ白 の方が明るい気持ちになれるのにな。

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No title

キミが目を覚ましたら
欠伸よりも長いキスをしようよ

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きらきら

ひとはみんな自分だけの宝石をもっていて
それを毎日すこしずつこぼしているの

これは彼女のくちぐせ
彼女はいつもこう言ってやわらかく笑う

でも彼女自身は
けっして彼女の宝石をこぼさない

彼女は自分の宝石を
毎日くばって歩く

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私服のとき

黄昏のステイション
向い側のホームに
あの人が立っていた
紺のジャケットが目に新しいのは
卒業したからなの

要らなくなった第二ボタンは
線路に投げるわ 思いきり
叶わぬ夢とご一緒に

私の中のあの人は
学生のままでいて
そのダサい私服より
快速電車があの人 連れ去るように
次の誰かのもとへ

役に立たない第二の私は
心の棚にしまって そっと
楽しい記憶とともに

要らなくなった第二ボタンは
線路に投げるわ 思いきり
叶わぬ夢とご一緒に

役に立たない第二の私は
心の棚にしまって そっと
楽しい記憶とともに

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ワルイコ

おめでとうって言うこともできない
私はワルイコ
笑顔すらもつくれない
私はワルイコ
心の中では死んじゃえって思ってる
私はワルイコ
本当の自分押し殺して
無理やり口角あげてる
私はワルイコ?

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僕は霧
水と酸素の間で彷徨う幽霊さ

火を燃やす酸素と
火を消そうとする水ばかり
拮抗する圧力 押し潰される
そんな中僕は火を消せるほど
水分を多く含んでいない
ただの無力な霧

早く空気になりたいな
板挟みの僕の行方はどこですか

酸素が無くなれば音楽を聴けなくなるのに
それも知らずに火を燃やす
それが滑稽だなんて笑えたら
今頃僕もお彼岸の終わりに
あの世に帰れるかな 成仏できるかな

でも水をかけたところで
毒は完全に消えない
早く水で流れて消えてしまえ
そしてまた酸素よ、生じろ

生じた酸素に託した
毒が消えてなくなる日

あの音楽が酸素を通して伝わる
その瞬間まで 私は成仏できない

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怖い話

これは、具体的には覚えてないけど、中学校時代の話です。
自室でボーッとしてたら、勉強机の抽斗部分の表面をムカデが這って行くのを見たんです。
これが夢の話なのか、事実だったのか、なにぶん過去の記憶なので分からないのです。夢だと信じたい。

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最後のお出かけ

今日は楽しませてくれてありがとう
向こうに行ってもがんばるんだよ?

そう言った私は、
君を笑顔で送り出したかっただけなのに
帰り際に不意に抱き寄せられて
切なさとやさしさをまとった口づけをされた

もう、そんなの、ずるいじゃないか。

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幸せな片想い

君が笑っていれば私は幸せで。
君が泣いていたら私も悲しくて。
君が人に優しかったら私も優しくなれて。

こんなに幸せな片想いはないと思う。
君を好きになるたびどんどん表情とか性格が
変わっていって。

自分が変わっていくたびに、自分のことも
好きになれて。
そしたら、もっともっと君を好きになっていった。

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(無題)

春は
心の枝を増やす季節
人は
春を良いものとして
過ちをおかさずにはいられない
春は
過ちの季節

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サックスと涙

夕焼けの差し込む部室に入れば
引き出しが空になった「元」自分の机
隣の机に薄くたまったホコリをなぞり
自分の心も空っぽだと不意に思った

涙の跡がついた部T
傷だらけのスティック
開け放たれたカーテン
そこから吹いた風

友達が吹いたサックスの3月9日
ガラガラの飛行機で聞いたらなんだか
涙が溢れてきてしまったから
とりあえず目を閉じてみたんだ

いつかまた会うその日まで
さよならじゃなくて
「また明日」