ひとつの時代を
ひとつの色鮮やかな青春を
光も影も美しくも泥だらけ
一時代が終わる寂しさと
前に進もうという 勇気
あの日、あなたと、あなたたちと、勝手に約束をしました。
夜22:00にラジオをつけると。そこが僕らの待ち合わせ場所でした。
これからも、この学び舎は続いていくのでしょう。
いつまでも生徒を受け入れ、時に見送り、出会いと別れを繰り返しながら。
今日、私たちはあなたを見送ります。
明日、私たちは新学期に入ります。
そこに、あなたはいません。
でも、いつまでもずっと、ここにいます。
あなたが私たちに僕たちにしてくれたことは決して消えてなくなったりしません。あなたはいつまでも校長です。ずっと、味方でいてくれると信じています。
さあ、始めましょう。未来の鍵を握るために。
貴方に出逢った時からずっと
この学校の姿は変わらなかった
だからこそ、今日が、明日がちょっぴり怖い
でもきっと大丈夫だって理由もなく信じてる
毎日しょーもないことでいっぱい笑った
枕を濡らした日もあったっけ
どんな日だって声を聞くと安心できた
話したことも、会ったことさえもないのに
今までだっていっぱい笑ったんだし
今日だっていつも通りに笑えるはず
でも今日はいつもとはちょっぴり違うから
急に涙が流れるのかも
将来に希望なんて見えなかった
過去に固執して心を閉ざしてたっけ
貴方の大きな声と紡ぐ言葉が
未来への鍵を探しだしてくれたんだ
東京からは1000kmくらい離れてるから
この空へ叫んでも声はきっと届かないけど
気持ちは十二分届くはずだから
最大級の感謝を叫ぼう
ふとした時に出逢ってから
不思議とここに惹かれていった
理由は様々あるだろうけど
一番はきっと、貴方が素敵な人だから
生きてる以上、別れと無縁にはなれない
でもきっと、いつかまた逢えるよね
寂しさが心に見え隠れしてるけど
そこには目を瞑って、今は笑っていよう
さようなら
ありがとう、とーやま校長。
P.S またいつか、逢える日を願って
また明日、
そんな貴方の声の流れる
2000円のラジオカセット
今夜貴方はその裾を翻し
新たな未来へ向かうのです
毎夜毎夜の貴方の笑い声
たった2時間の授業には
確かに未来の鍵を秘めていたのです
随分私も未来の鍵を見つけることができました
明日の今頃はもう
貴方の声を聞くことはできないけれど
新たな未来がより良いものでありますように
優しい貴方が、かっこいい貴方が、頑張っている貴方が、笑っている貴方が、元気な貴方が、貴方のことが大好きです
唯一無二の貴方なら
きっと大丈夫
笑って、さよなら。
また明日。
一つの学び舎の長として
あなたの強さが
優しさが 苦しさが 笑顔が 心が
午後10時に鐘を鳴らします
それは決まって24:00で
鳴り止む儚いものだけど
10年重ねて気が付けば
誰かの心でずっとなり続けているのです
変えること
変わること
その楽しさを教えてくれたのは
変わらずにいた、校長、あなたです
最後は「お疲れ様」 そして「ありがとう」
たくさんの言葉の花を束に
いつも勇気づけてくれたその笑顔を
最後に咲かせてくださいね。
そう。世界一この言葉が似合う校長。
「笑ってサヨナラ」。
ねぇ、今どんな気持ち?
ねぇ、生徒を応援するってどんな気持ち?
ねぇ、人に声を届けるってどんな気持ち?
ねぇ、…校長、私は校長に何度も助けられたよ
校長の言葉一つ一つが今私の心を支えてくれてる
校長が今日でいなくなるなんて認めたくないよ
辛くて苦しい時、私を何度も救ってくれた校長に永遠の感謝を…また会える日を楽しみにしています
校長、これから先の人生も思いっきり楽しんでください!
この気持ち校長まで「届け〜!!!!!!!!!」
未来の鍵を一緒に探してくれてありがとう。
本気でぶつかってくれてありがとう。
私たち生徒は、「とおやまだいすけ」じゃなくて「とおやまだいすき」なんです。
私の教室はいつも布団の上でした
いっぱいいっぱい泣いたり笑ったり
全部あなたのおかげでした
知らない人だったあなたが
だんだん大事な大人になっていったのは
あなたのその人柄のせいなのです
ずるいひとです
私の不安を全て吹き飛ばすその笑った声に
あなたとの別れを怖くは思わなくなったのです
いつのまにかずっと大好きでした
思ったより背が高かったり
思ったより格好良い顔してたり
そしてなによりその声にいつも救われていました
あなたのいないこの学校は
きっと今までのようにはいきません
でも私はあなたを応援することができます
もうお別れは怖くありません
ありがとうございました
本当に今までありがとうございました
明日は当たり前のように存在し
誰もがそのことを信じて疑わない
でもあなたの声が聴ける明日は存在しなくて
ここ4年半無意識のうちに信じていた
明日がないことに未だ実感はない
けど時間は進む
俗に呼ばれる青春時代
私のどこを切り取ってもあなたがいる
今日はそんなあなたと過ごす最後の夜
最初で最後で最高のフィナーレ
なみだなみだわらいなみだ
あなたと過ごせたすべての夜を
一晩で詰めて抱えて背負って
あなたがいないあしたへ
さよなら。
なんて言わない
また、必ず何処かで出逢うから
またね。
退任おめでとう。
今までありがとう。
そして、これからもよろしくお願いします。
雪溶けて温かくなるこの季節。
まだ3時なのに夕方みたいなこの季節。
立ち込める近所の夕飯。今夜は焼き肉?
肉食いたい→肉食いたい↑肉食いたい→(発音)
初めてあなたを見かけたのは
いつだったかしら
覚えてはいないけど
おそらくここ。言葉の庭ね
あなたは私とは全く違う色・形の
引き出しをもっているから
あなたの言葉を見ると
こんな引き出しが世の中にあるのねって
わくわくするの
ところで、今日はあなたの誕生日
あなたには足元も及ばない私だけど
おめでとうの気持ちをどうしても伝えたくて
こうしてキーボードを叩いてみたりしているのです
かわいいあなたに出会わせてくれた神様には
感謝しないとだね
わたしの大好きな君がまたこの一年笑顔で過ごせますように
いつかあなたの住む街ですれ違えたらいいな
あらためて
お誕生日おめでとう。
―やりたいこといっぱいあって、一生なんかじゃ足りないよ―
こう思ったり。
―辛すぎる。こんな辛いなら一生分も時間いらないよ―
そう思ったり。
これで最後だから、少し待ってて
それが最後なんて、望まないけど
そして最後ならば、抗えないけど
これが最後だから、少し待ってて
目を瞑って恥じらいながら
輪郭をなぞる指がさみしい
幾何学模様の冬が死んでく
私のナカで、ずっと死に続けるでしょう
やまない雨で外は寒いのに
背が縮むのはちょっと怖い
止まっていたら壊れるかも
だけど最後だから、やっぱりちゃんとやろう。
これで最後だから、ずっと一緒に
これは最後だから、凄く寂しいくせに
あなた最後なのに、いつもどうりはやめて
あったかい、ココア
日差しさす、ここは
ゴリラは笑われる。でもゴリラはカッコいいし
何も悪くない。面白いと笑うのはゴリラじゃなくて
ゴリラ顔
僕のせいじゃないのに
神が与えた罰に巻き込まれて
僕は悪くないのに
神の思い通りにされて…
違う。
なに天罰なんかに左右されてんの?
なに大人しく神のいうことに従ってんの?
たかが神。されど神。
それはただの肩書き。
それだけなのになに上から僕らを支配してるの?
姿は見えないとか、なに含み持たせてんの?
なに偉大そうに僕らは思ってんの?
天罰が下されたって、僕らは必死に生きる。
思い通りになんかさせない。
簡単にその手にはのらないよ
しめった終電の音
燃え尽きた羽虫の音
あしたはきっと笑えるよ
月のフィラメントが切れる音
どこかで聞こえる子守唄
いつだって君の言葉だった
いつだって君だけの言葉だった
10時の時報
耳元に当てたスピーカー
明かりを消して布団の中
教室のドアが開いた
10年を経て
深夜を告げる音
君はホームへと降り立つ
電車のドアが閉まった
当たり前なんてないんだって
僕らは知ってるはずだった
変わらないものなどないって
何度も聞かされていたはずなのに
君の声はもう聞こえない
君がいたはずの場所には
きっとそれで良かったんだ
そう言い放つけれど
送り出す詩などうたわない
勝手に出ていくくせに
手ぐらいは振ってやるさ
それが僕の精一杯だ
胸の奥に仕舞い込んだ
錠を開けるための鍵を
君に手伝ってもらわなくたって
見つけてやるさ ああ、見つけてやるよ
だからさようならを叫ぶんだ
「お別れ」をするために
来年にはこの世界から消えてるんだろうな。
この桜も この情景も この感情も
来年には全部消えてなくなってるんだろうな。
でも、記憶は残ってる。いつまでも残っていく。
消えるものと残るもの。
それは誰が決めているものだろう。