部屋に一人。
何を考えても続かない。
すぐに飽きて考えることをやめてしまう。
画面のついていないパソコンを見た。
妙な恥ずかしさが芽生えて見るのをやめた。
一通のメールが来た。
どうせ迷惑メールか宣伝メールだろう。
そう思い、興味がないように一瞬だけスマホ画面を見て机に置いた。
何をしても退屈だ。
部屋は電気がついていて、外は真っ暗。
なのに外のほうが明るい。
なんでなんだろう。
そう思ったがすぐに飽きた。
別に検索なんてしないのにEnterキーを2回押した。
君の低めの体温とともに
呼吸がひとり部屋をめぐる
決して速くはならない歩調は
起きている私には少し遅い
近く君の息してる音を聞きたくて
わざわざ呼吸を止めてたんだよ
起きないでね、私の睡魔さん
君が私を誘惑したのだ
詰めていた息をほどいて
君とおんなじ歩幅で歩く
傾きかけの陽に
少し早めのおやすみを告げて.
貴方のことが頭から離れない私は
どうすればいい?
貴方の変わりはいくらでもいるはずなのに。
貴方じゃないといけないみたい。
なんかね。 物足りないの。
普通の毎日に色をつけてくれるのが貴方だったから。
今の“毎日”には色がないの。
まるで白黒テレビのよう。
貴方がいれば
普通の今日はどんな色になったかな?
赤色?
青色?
それとも緑色?
まぁどうでもいいや。
私が過ごす“毎日”に貴方がいないと
こんなにも色がないのね。
それがわかったからもうどうでもいいや。
貴方が私の毎日にいてくれたら
私の平凡な毎日もあなた色に染まるのに。
私はただ
あなた色に染まりたい。
あなた色に染めてほしい。
ただそれだけ。
朝の空気を透明にしよう
夜の空気に混ざってしまおう
今のうちに暗くなって後で光ろう
見えない希望を見えるようにしよう