出会いが思い出せないのはいつものこと
気がつけば あなたは私のそばに
どこか遠くて 少し儚いような気もして
でも
あなたがいたから、少し生きてみようかな
なんて世界を捨てずに済んだの。
大袈裟? ううん、大袈裟じゃない。
無言の先にはあなたがいる
言葉の先にはあなたがいる
そう思うと イマも少し酸素のように思える
大袈裟? ううん、大袈裟じゃない。
ちょっと遅れてこんな詩を送るのも
私とあなたっぽくていいじゃない
ほらね、どこかで星が笑ってる。
お誕生日おめでとうございます。
そして、これからも。
みんな自分の行動ひとつで
いろんな色に染まることができる
真っ黒に染まってしまう人もいれば、
虹色に染まる人もいる
もう自分の色を持っている人もいれば、
まだ何色にも染まっていない人もいる
何色になるかなんて誰にも分からない
自分の行動ひとつひとつでどんな色にもなれる
自分次第で良くも悪くもなれる
なんかわくわくしない?
自分が胸張って生きることができるなら
今辛くても、悲しくても、さみしくても、がんばれる気がしない?
今流している涙は必ず無駄になんてならないから
なんでかな
何をしてもとても悲しい。
いつも同じ曲を聴いて
いつも同じ曲を弾いて
いつも同じ曲を歌って
いつも同じ曲を踊って
ただ前だけをみてたはずなのに
いつも後ろをふりむいてしまう
いつもふりむいてほしかった人には
見向きもされずに
私は水をのむ
お腹が空いたらご飯を食べる。
同じことを繰り返して
言って動いて眠る。
それだけなのにこの紙と文字を思い出す度
目が熱くなって痛くなる。
悲しくなんてなかった。
でも
心臓が
痛くて
辛くなる。
でも
ただ前だけを見て歩くしかないと
思いたい。
街中 みえる
たのしそうな顔
どこからか
聞こえる 一人じゃねえぞ
地べたにいる
真っ黒な僕が 言った
そんな昔でもない、むしろ最近のある時、某所山奥に化け物が住んでおりました。化け物と言っても、姿は殆ど人間と変わりません。ただ指先や目や肌や纏っている雰囲気の僅かな違和感が、それを人間ではないと感じさせる程度のものです。
そんな化け物の住んでいる山奥の小屋に、一人の人間が迷い込んで来ました。化け物は名状しがたい不思議空間に住んでいるので、普通なら人間は入って来ないのです。そういうわけで、化け物は何世紀かぶりに会った人間と接触することにしました。
「もし」
「……何でしょう」
「あなたは何をしにこんな山奥まで来たのです」
「死にに来ました」
「何故」
「将来というものに希望が見出だせなくなりましたゆえ。……あなた何者?」
「見て想像がつく通りの者ですよ。まあ、こんな所で立ち話もアレですし、もうすぐここらは暗くなります。私の家へ案内しませう。といっても目の前のあばら家がそうですが」
化け物は人間を家へ招き入れました。
「……さて、先程将来に云々と言ってましたな」
「言いましたな」
「何があったので?」
「最近職を失いまして」
「また探せば良かろうて」
「今の時期家の外に出るのは、私のような日陰者にはとてもとても」
「なんだ。ただの意志薄弱か」
「言わないでくれ。自覚はしている」
「だからって死ぬほどのことかね?」
「私にとってはね」
「ふむ。質問を変えよう。もしあなたが一度だけ苦しまず安らかに死ねる権利を得た時」
「そりゃあ死ぬのは一回きりでしょ」
「お黙る。権利を得た時、あなたはそれを今使いますか?」
「・・・・・・別に今じゃなくても…?」
「ならそれで良いじゃないか。今夜はうちに置いてやるから明日になったら帰んなさい。それでもし、また死にたくなった時は……またうちに来なさい。悩み事をする時間くらいはあげるから」
今私が抱いている不安
その中で感じるちょっとした幸せ
イライラ、悲しみ。
ネガティブかもしれないけど
そんな感情もいつかは消えてしまう
そして、もう誰も味わえない
そう思うと、こんな日々まで愛おしく思えてきた
パラパラと雨が降ってきた
群青色の雨は
私の気持ちに
寄り添ってくれた
「うん。悲しいね。」
と相槌を打ってくれた
キラキラと空が輝いてきた
オレンジ色の空は
私の気持ちに
エールをおくってくれた
「頑張って!」
と背中を押してくれた
「今日の夕飯はなんだろうなー」
私は明日へ歩みはじめた
紫の針に
親指を刺して
早くここから飛び出したい
産み落とした能無しを
いつまで愛でるつもりなのか