まるめたティッシュみたいな
今日が終わって
満点なポーカーフェイス
顔洗って泡と流せ
脆弱なハート
褒めたたえてもっと
頑張った分幸せになっていいと思う
まるめたティッシュみたいな
花が散って
それは晴天の霹靂
炎天下に降る雪のようで
いつか
という
いつかは
一生やってこない
君が私が死ぬ時初めて
いつかは1ミリたりとも近づいて来ていなかった事を知る
悲しい悲しい
世の中は今日もぐるぐる回っている
誰も知らない誰かが涙で濡らした地面を
私たちは踏みしめ歩いている
風を、太陽を、
誰かの声、あなたの笑顔を
世界をまだ嫌いになれない。
今日も僕はイヤホンをして
目を瞑る。
無性に声が聞きたくなるなんて
話すこともないくせに
早く君に会いたいなんて
会える見込みもないくせに
今度雨が降ったら
また季節が巡ったら
ぜんぶぜんぶ
後回し
鳥のさえずり。
こんな時はいつも
鳥の種類ぐらいわかるようになりたい
と思う。
まだ車輪の取れていない自転車が
家の前を通り過ぎていく
その様子に
時々涙が出そうになる。
風になって聞こえる
踏切の音。
隣の家の庭で遊ぶ
男の子の笑い声。
白いトラックが
夕陽に紅く染められたころ
烏の鳴き声はするでしょうか。
なぜだか、君に会いたい。