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トクン・・・
初めて動いた
恋の脈
今まで止まっていた時が
歯車が
動き出した
恋の始まり・・・

このポエムの良いところ、直せる所があったらレスで教えてください。

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ハラホロヒレハレ

開けられないビンの蓋
ジャムになつてゃう心の像
焼きたてトーストに
塗りたくって、頬ばって
下唇にだらしなく垂らして
ぬぐう人差し指は
今日からジャムぬぐい指と命名

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赤い蝶が舞う

「なんで僕がこんな目に」
「葉山ドンマイでも意外と楽しいから部長も面白いよ」
初瀬にフォローされながら僕は重い足取りで階段を上がりとある教室へ足を踏み入れる
旧校舎の4階で1番右隅にある名前の無い空き教室で文化研究部の部室である
なぜ僕がここに居るかはまた別の機会に
何故かと言うとそろそろ会議の時間なのだ

「よしそれでは今年の文化祭の展示内容を決めたいと思う何か意見のある者」
声の主は 折紙 舞姫
女性にしては低いが通りの良い声が教卓から放たれる
首元辺りでバッサリ切られた髪に小柄な見た目は活発そうな女の子という感じの風貌なのだが
全身から近寄り難いオーラを放っているのがなんとも言えない
僕と同じ1年で隣のクラスの要注意人物というのが
彼女に対する男共の認識だ
「おい 葉山聞いているのか」
「あぁ、展示ね展示、聞いてる聞いてる」
「はぁ 適当で良いと言ったがやる気ある奴で頼むとお願いしたはずなんだが....」
辺りを見渡しお探しの人物が居ないことを確認し
ため息をひとつ
「顧問は」
「部員探しの続きらしいよ」
「アレに任せていたら碌な人材が入らんな部員の方もこっちで考えないと小規模な展示しか出来ないな」
折紙の肝の据わり方も大概だが門田先生の信用の薄さの方も大概である
しかし折紙 舞姫という人間は
誰にでもぶっきらぼうな上
中学時代は空手で全国1位で戦闘力も抜群ときた
彼女に近寄るだけでもハードルがかなり高い(心理的に)
「それで過去にどんな展示をやったとか活動資料みたいなのは無い訳?」
「知らん、何せ顧問の私情で無理やり動かされ始めるような部活だ過去の活動記録なんてあっても役に立たないのは目に見えている」
「先代の部員が可哀想になるから止めろ」
「姫ちゃん毒舌だねぇ」
顧問 門田 善次郎
部長 折紙 舞姫、副部長 初瀬 紗夜、補欠 葉山 健也
というのが現 文化研究部の部員の面々である

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君という人

少しでいいからその優しさを、強さを分けてほしい
「大丈夫?」が口癖の君は今どこかで誰かと笑いあって
君のことだからきっとその誰かのことも
大事に思ってるんだろうね
そういう君が大好きで、
もっとずっと一緒に居たかったな

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ゆうがたよる

夕焼けを見ると
星の空を見上げると
いつも君と歩いたあの街を
思い出してしまうんだよ
私の青春には君の姿がいつもあったから

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真夜中と早朝だけがここに在れ、とどこかで思ってる

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おとな

大人は"知識"を詰め込んだ
重そうな頭で物事を考える
空を飛ぶ"方法"も
夢を見る"愚かさ"も
世の中の善悪の"区別"も
すべて知っている
涙が出てくるなあ

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9月の花火

“ジリッジリッ”とふくらんだ
ひと夏の恋の始まり
逃げ水 ふたりで
追いかけ走った…

夜風ももう涼しくなって
ひと足先 あなたは消えた
玄関先 しゃがみこむ私
余った花火に火をつける

“パチッパチッ”と燃えさかる
ひと夏の恋の盛り日
激しく、激しく、
音を立てたの

哀しいほどきれいな月が
水張った バケツに映る
意地張った あのときの私
今なら素直になれるのに

“チリッチリッ”と消えてゆく
ひと夏の恋の残り火
虚しく、虚しく、
叫んでただけ

いまアスファルトに落ちた
ひと夏の恋の終りが
静かな、静かな、
9月の花火