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今日、見ちゃった
見てはいけないものを。
໒꒱。
貴女の背中の羽を
その白く清らかな翼を。
໒꒱。*
貴女の頭上の輪を
輝きを放ち浮かぶ光を。
໒꒱。*゚
きっと内緒だよね
だから黙っているわね。
໒꒱。*゚+
ふたりだけの秘密
何だかくすぐったいね。
໒꒱。*゚+*
地上に舞い降りた
わたしだけの天使さん。
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すぐそばに水の気配。流れてくる空気。まばゆく光るあなたが落とす影だから、濃く深いのだ。わかっている。この気持ちを何としよう。繋がって浮かび上がる記憶は何ひとつ失っていなくて、だからぼくがこの先に望むのは、きっと富士山のようなものなんだ。
はじめて降り立った土地で、引き寄せられるみたいにその場所にいたのは いま思うとなんでもいい。しゃがみこみ、合わせた目が 何色なのかなぜかわからない。ひらく口、予想より若い、しずかな声。七日後、この世界にいるはずのない存在があたしの前に現れ 次の日にはいなくなる。砂を払い、立った足はしびれていた。予言者は水晶玉を持たない。なるほど。あたしもあなたも運がいいらしい。
烏の鳴き声で目を覚ます
靴ひもの切れた靴を履いて扉を開ける
清々しい青空なのに街には人がいなかった
悪い夢の延長のような世界
死にたがりの今日は続き
生きたがりの命は散りゆく
「どうして僕じゃなくてあいつが死んだんだろう」
真っ赤な月を見ながら帰路につく
割れたコップで後悔を創る
戻りたくもない過去と真っ暗な未来
狭間で申し訳程度に息をするボク
何処かで誰かがわらった声がした
何処かで君がわらった気がした
やればできるなんて簡単に言わないでよ
やらなきゃいけないのはわかってるよ
それでも僕は努力の才能をもってないから