僕には二人大切な人がいる
一人は昔からの親友
もう一人は中学生になってから出会った仲良い友達
自分はどちらを大切にすればいいのか
考えたけど二人大切にすればいい。
いやこの地球全体の人が大切なんだなと。
“ねぇ。”
声を掛けられた気がしたので振り返ると女子生徒が立っていた。
「何でしょうか?」
“貴女、先生と仲良いわよね?”
「そうですが、何か?」
“先生との居残り授業をセッティングして欲しいの。”
「それ、私に何かメリットあります?」
“貴女も居残り授業に参加していいわ。今日の放課後ね。私達の教室で。それじゃあ、よろしく。”
そう言うと、女子生徒の塊に加わり消えていった。
とりあえず、先生を探しに行き見つけた。
「先生、貴方に居残り授業をして欲しいって言う生徒がいるわよ。何故か私もありで。今日の放課後空いてる?」
『空いている。……君は今、怒ってるか?』
「怒ってないわ。」
『じゃあ私との居残りは嫌か?』
「まさか。それはないわ。」
『じゃあ何故そんなムッとした顔をしている?』
「私に頼んだのは女よ?女!!自分で来ればいいのに。」
『そんな事で怒っているのか?』
「そんな事で悪かったわね!」
『君はその生徒のお陰で私に会えたのだからいいではないか。』
そう言うと、私にバックハグをする。
「先生、その手には乗らないわよ。」
先生がよくやる“賄賂”を渡す方法だ。
『バレたか?』 「バレバレ。」
そう言うと先生の手を取り、手のひらを出させる。
「チョコがある。賄賂は受け取らないわよ?」
『すまない、すまない(笑) ただ放課後は暇だ。』
「わかったわ。じゃあ、そう伝えておくわね。」
『君も来るのだろう?また後でな。』
「えぇ。また後でね。」
︙
その日の放課後はもう最悪だった。
他の生徒がいるから、先生はいつもの“イジワル先生”になるし、「先生、ちょっとイジワルしすぎじゃない?」と言おうとすると隣の席からどつかれるし、先生から『君はどう思う?』と聞かれる度に足を踏まれた。
何の為の居残り授業かわからないまま授業は終わった。
その日、私はすぐに部屋に戻り、誰とも話さず寝る事にした。
先生がまた少し遠くなった気がした。
リズはこの世界でまれにしかみない、優しい心をもっていました。いつも、国の人びとの役に立ちたいと考え、そのために行動していました。
毎日勉強していたリズはいつしかとても賢くなっていました。そして、国の人びとのためになることを次々に思いつき、実行に移していきました。
リズはとても優しく、とてもかしこく、行動力がありました。そのうえ、国で1番、いえ、もしかすると世界で1番、美しかったのです。そして、お母さまに説得されて渋々承知した、それでも最小限におさえた化粧と、動きやすくて長く着られる方がいいから、という理由で作られた質素な服が、リズの美しさをさらにひきたてていました。
なによりも国の人びとが惹かれたのは、リズの飾らない言動でした。こうしてリズに、国の人びとは信頼を寄せました。加えて、リズは人気者でもありました。そしてその信頼と人気は絶大なものでした。
小さな男の子が、転んで擦りむいた膝を手当てしてもらいにきたかと思えば、年頃の女の子が恋の悩みを相談しにきました。奥さんは井戸端会議で仕入れた町の情報をリズに話して聞かせましたし、おじいさんたちも話し相手になってもらおうとやってきました。リズはそのどれもを蔑ろにすることなく、親身になって接しました。
真っ白なマスクの向うの
あなたの表情が見たいの
少しだけ はみ出てる頬のあたり
紅らんでる気がして
目に見えぬハートの向うの
あなたの気持が知りたいの
色んな恋をして 臆病になった私
一歩 踏み出せなくて
目が合ってはじめてわかった
誰より 厚いマスクを掛けてたのは
私の方だと Wow Wow
帰り際 渡されたお店のメモ書き
何年ぶりのディナー
見つめ合ってやっと気づいた
厚い心のマスク 外してくれたのは
あなたの方だと Wow Wow
真っ白なマスクの向うの
あなたの唇に触れたら
街灯がうるんでた街角 手を繋ぐ
コバルト・ブルーの下
はなさないでいて…