笑顔は眩しくて吐き気がする
いつでも笑ってる陽気な奴ら
終わりを恐れたことはないのかな
いずれ終わっていくものならば
さっさと終わらせて楽になろう
青春のレッテルを破り捨て
自由気ままに生きてやろう
どうせ叶わぬ恋ならば
気持ちごと捨てて忘れてやろう
眠れぬ夜のことも 君のことも
全部忘れても
捨て去っても
笑いたくなっちゃうのがオチですかね
青春が始まった
僕の物語。
どうせ叶わぬ恋ならば
片思いの特権を振りかざして
今を精一杯楽しんでやろう
すぐに終わっていくものならば
遠ざかる"スタート"に笑いかけよう
ありがとう お陰でこの楽しい
時間と出逢えました
気持ち次第で永遠になるならば
その時まで笑っていてやろう
悲しい時は思い切り泣いて
最後に笑うのは私だ
青春が始まった
私の物語。
窓に頬をよせて鑑賞する
自然が創った ストップ・モーション
白いガウンを羽織った山々
遠くを流れてゆきます
雪どけ水は木立を震わせ
冬枯れにさよならを告げたら
鉄橋の先は長いトンネル
窓は車内を映します
冷めきった紅茶、
乾いたサンドイッチ、
旧い友達が小説をめくる
多分あなたの愛した私は
もうどこにもいないでしょう
国境を渡る列車のように
この気持は関を越えた
冷めきった恋、
乾いた心、
旧い友達がアクビをする
冷めきった紅茶、
乾いたサンドイッチ、
旧い友達が寝息を立てる
...旧い友達は干渉しない
隣りで感傷に浸っても
なんと脆いのか
なんと弱いのか
ボールをとろうとしただけなのに
敵と脚を蹴りあって
相手も己も脚が使い物にならなくなった
もどかしいことこの上なし
今まで楽に歩いたのに
今まで楽に走ったのに
今まで楽に登ったのに
今では片足を引きずりゆっくりと
誰にも助けられずに恥辱を受けるばかりなり
嗚呼、人間のなんと脆く、なんと儚いことでしょう
「テンコウ…?」
「うん…。転校」
しばらく私は放心状態。ここの顔をしっかり見れない。
2人そろって沈黙。何も言わない。
どれくらい経ったろうか。
「今日は帰る?」ここが言った。
そうだねと言って、席を立った。お金を払って、店を出た。
じゃあとお互い少し気まずそうに別れた。
このまま家に帰る気力も無くて、近くの公園に寄った。ベンチに座って遠くの空を見上げる。
転校か…。もう会えなくなるのか…。早いな、まだ半年も経ってないのに。
そう思うと涙が出てきた。近くで遊んでいる小学生たちにバレぬように自分の足を見た。
しばらくして少し暗くなってきた。さっきまでキャーキャーと騒いでいた子たちもいなくなっている。
帰ろうか。
また、明後日にでも詳しく聞いてみよう。
私は○○の曲を聴きながら家に向かった。
晴天
グラウンド
左手で庇
瞳は三日月
眩しそうにしている
そんな貴女が美しい
日陰
小走りに避難
右手にハンケチ
睫は下向き
眩しそうにしてない
そんな貴女も美しい
結局いつでも美しいって?
当たりまえ
ザッツライト
貴女という存在そのもの
それこそが本当の眩しさ