深い深い海の底
そこは闇ではなく
むしろ光であること
いつか貴方に伝えたい
だけど今はお口チャック
クマノミに聞かれたくない
遥かとおい彼方
ここは闇ではなく
確かな光があること
いつか貴女に教えたい
もしも転生出来るならば
岩石に聞かれて苦笑された
あ、ホントだ。赤くて丸い光が2つワンセット。
しかも動いてる・・・まさか・・・これ・・・
「バウッ!!!!」
狼だああああ!?ギャー!やめてー!美味しくないよ~!!(ありきたりだなあ)
皆狼位一発だろって思ってるだろう。
確かに私ならワンパンで灰にできるよ?でも駄目なんだ。
この狼って群れで行動するんだけど、そのリーダーが、人狼なんだ。
知能持ってるから武器を使う。最近なんかは銃も使うんだってさ。
いや、そんなん勝てるか!?ってわけなんだよ。
ええい!「格納魔法」でしまっといた肉全部あげるから見逃してええ~!!!(泣)
あ、止まって食ってる・・・今のうちに!!dash!!!
いや早っっや!?もう追いついて来た!!!もう肉ないよおおお!!!!!
先回りされた!こうなったらもう戦うか!!
・・・あれ?尻尾振ってる。友好的?もしかして・・・?
「仲間に出来そうだ。試してみますか?」
きたああああああ!!!!もちろんYES!!!!
「仲間にする事に成功しました。」
や、やったぜ!!!!狼テイムしたの私が世界初じゃない!?
「名前を付けましょう。 _________ 」
あ、そうか。名前か。何にしようかな~。(嬉)
「エリンギがいいです。」 え、ちょ?サミルさん?
「エリンギに決定されました。」
・・・は?おい・・マジで・・・?おま、何してくれてんの?
「私、この子はエリンギだってピンときた・・・」
「だらっっしゃあああああ!!!!!!」
「べぶっ!?」
続く
激しい光を放つ度に
ボヤけて見えるんだ
僕らに心が無かったなら
偶然じゃなくて運命なのなら
上手くいったかもしれないけど
仰向けになった僕の心臓が
君を感じようと寝返り打った
でもうつ伏せだと苦しくて
結局諦めてまた早く脈を打つ
君の脈の速さと僕の脈の速さ
どっちが早いんだろう
別にどっちでもいいんだけど
できれば同じがいいんだよ
もし君が僕だったなら
もし僕が君だったなら
どうするんだろう
どう思うんだろう
何を感じるんだろう
もし君と僕が
別々じゃなく1つなら
そんな心配も無かったのかな
教えてよ
美しく磨き上げる度に
曇りはどんどん重なってゆく
君だけの世界、僕だけの世界なら
誰かを求めるなんて
あり得なかったのかな
君の方が少なかったはずの歩幅は
別に今も変わりはないけど
大股で忙いで歩くもんだから
追いつけなくなっちゃって
血液を赤くするアレの
正体は実はソレだったんだよ
アレとかソレとかばっかりで悪いけど
この温もりだけで分かるんだよ
もし僕が僕でなければ
もし君が君でなければ
どうなっていたんだろう
どうだろう
出会うことも無かっただろう
もし僕が君の
半分のうちの片方なら
君は僕を探したんだろう
教えてよ
スラッと背が高い、マッシュの、びようどう??の水を飲んでる、ちゃりんこさん。
廊下で歩いている先生を見つけると、そっと近づいて後ろからハグをする。
「先生!!」
『君か…。心臓止まったらどうするつもりだ?』
「あっ、びっくりしたんだ(笑)。大丈夫!!私が驚かせて死んじゃった人、まだ見たことないから!!」
そう言いながら、ピースを差し出す。
『今日はなんだ?用事か?』
「急なんだけどね、先生の誕生日っていつ??」
『本当に急だな(笑)。』
「いや、聞いてないな〜って思って。」
『知りたいか?』
「うん!知りたい!!」
『5月2日。』
「ふむふむ、5月2日ね!………って過ぎてんじゃん!!」
私はカレンダーに誕生日を記入しながら言う。
『だって聞かれなかった。』
「うん、聞いてない。でも教えてよ!!祝ってくれって言ってよ!!!」
『祝ってくれって言うのは恥ずかしい。』
私は先生の頬を少しつねる。
「何恥ずかしがってんだよ(笑)!」
『でも、今教えただろ?』
私は先生の頬から手を離す。
「確かに。じゃあ、今日のところは許す(笑)。」
私はニコッと笑う。
「ねぇ、今日ゴールデンウィーク最後だしさ、今からケーキ作らない??」
『材料はどうするんだ?』
「知ってる?今日、アルが帰ってくるんだよ?」
私はイタズラな顔をして笑う。
「あと1秒したら来る。」
“ただいま帰りました!!”
アルは私の向いていた方向、つまり先生の後ろから声をかける。
『知ってたな?』
「うん、知ってた(笑)。」
“なんの話ですか?”
「今からアルをパシるって言う話。」
“え?”
戸惑ったアルを見つめて続ける。
「先生の誕生日ケーキ作ります!私と先生は、先生の部屋で道具の準備、アルは、ここにないもの買ってきて!!」
“誕生日だったんですか!?”
アルは先生にそう聞くと、私に材料を聞いて校舎を出た。
アルには申し訳ないなと思いながら、先生の部屋で道具の準備を進めた。
アルが帰ってくると、私達はチョコレートケーキを手作りした。
また来月でも手作りした何かをプレゼントできたらなと、先生の楽しそうな横顔を見ながら思った。
僕が捨てた春を
君はすぐさま拾いに行った
それを誰かが「幸せ」と呼ぶのなら
大声で笑ってやるよ
白いカーテンが不吉だと誰が言ったんだろう
黒と白が別れに合うと誰が言ったんだろう
悲しかったら涙を流せと
何処のどいつがほざいたんだろう
何だって足りなさすぎるモノなんです
何だって知らなさすぎるモノなんです
なのに、なんで
君は僕の枕元に春を置いていったの
僕を置いて
そんなに遠くへ行ったの
僕を見てよ、ちゃんと見てよ、
目を合わせてよ、お願いだから
君はなんで夏を罵倒したんだろう
きっとこの気が触れそうなくらいの
暑さのせいだろう
泣けないから笑っただけなのに
笑えないから涙を流しただけなのに
そんな繰り返し、雨の檻の中
そんなに急いで剥がすから
ホラ、血がでちゃったじゃない
泣くくらい痛いんでしょ、違うの?
じゃあ、なんで
君はそんなに泣き腫らしているの
どうしていつもみたいに嘘で汚さないの
君を見るよ、ちゃんと見るよ、
目を合わせるよ、だから涙を拭いて
お願いだから
ずっと、いつでも君のことを
見ていたはずなのに
君との距離、約90ミリメートルが
なんでこんなにも遠くなったんだろう
じゃあ
早くおいでよ
まあ、無理せず走ってきてよ
待ち合わせは世界の端っこで
君の中の君がいなくならないように
僕は君のもう片方の心臓になるよ
君がもう片方に乗れるように
君の涙でこのシーソーが
傾かないように
悲しみに手を振った
優しさが逃げてった
痛みを忘れようとした
傷をつけるようになった
その弱さは君の強さ
貴方も私も紙一重