「先生!!今日七夕だよ!!!何お願いするの??」
私はいつもの窓辺につくなり、そう尋ねる。
『そっか、もう七夕なのか。』
先生がそう言ったとき、アルも合流した。
“1年は早いですからね。”
「あ、アルおひさ。」
“挨拶、雑だな(笑)。で、先生は何をお願いするんです?”
『それは秘密だろう。教えてしまったら叶わない気がするよ(笑)。』
「確かに……。先生、ロマンチックな事考えてるんだね(笑)。」
私は笑うと、いつものように窓辺に腰掛ける。
“でも今日は雨ですね。”
『毎年こんなもんさ。』
“今年も織姫と彦星は会えないですね。”
「それは違う!!」『それは違う。』
私と先生は声を合わせてそう言った。
『雨が降ってるのは雲より下の地上だけだ。』
「つまり、雲より上は雨が降ってないから星は輝いてるって事。」
『星さえあれば、二人は会えると思うよ。』
「私も先生と同じ意見(笑)。」
“ロマンチックなのに、結構現実的に考えるんですね(笑)。”
「だって1年に1回のチャンスを地球の条件で潰すわけにはいかないでしょ?」
“君はロマンチックなのか、怖いのかわからないよ(笑)。”
「何が怖いのよ(笑)。失礼ね〜。」
『さぁさぁ、今頃織姫と彦星が会っているだろうからお願い事をしよう。』
「雲がかかってるからこっちの世界は見いないんじゃないかな〜??」
『しっかりお願い事をしたら、雲の向こうにも届くよ。』
「ほんと??」
『あぁ。ほら、お願いをしよう。』
私達はいつもの窓辺から、織姫と彦星がいるであろう方向を向いて願い事をした。
手を組むと優しく目をつむり、「この空間が出来る限り長く続きますように」とこっそりお願い事をした。
眼鏡外して 何を見る
暗い部屋でも電気はわかる
だけどつけたら駄目だって
だってねだっても駄目なんです
背中につめをたててみる
眼鏡の形を書いてみる
だけど起こしちゃ駄目だって
彼わかってくれないんです
確かめるようにうなじに触れる
眼鏡なくても輪郭を
だけどそこから先はって
くすぐったくって駄目なんです
腕の高さが合わなくて
胸の方まで潜ってく
ついに私は今 君の
深層部まで行けるかも
人生はどうだった?
全て忘れてまた0から生きるのは
やっぱり大変だったかい
感じた傷は
長く生きたら小さくなるけど
短く生きたら大きいままだよ
痛むよ まだこれから先も
闘える力はあるかい
天国に行きたいよ そうか そうだよな
幸せを数えて抱きしめていたいよ
疲れちゃったけど 君に会いにいく
アイニージューの最深部
難癖つけても 2人だけでいる
覚めてく コーヒーに映る夕
電話をかけても寂しいくせに
小指で触れることすら怖い
私を変えない何かの中で
眠ってしまいたい そんな夜もある
夜になっちゃって 君に会いにいく
アイニージューと催眠術
改心中のMy sweet you
僕の周りに付き纏い 僕の事を記録に収め
僕はずっと自分と一緒という事を記録に
植え付ける 大好きだから ずっとずっと
好きだから ずっとずっと一緒
ずっとずっと好きなまま
たまに
解放されて
愛したくなってしまう
から
コンプレックスで
やわく包んでおく
僕はお前のことなんか大っ嫌いだし、お前もきっとそうなんだろう。その点に関してだけは、太陽が東から昇って西へ沈むってのと同じくらい確かに信じられる。
ふいに涙が零れてくるのはどうして?
未来が怖くなるのはどうして?
あなたのことが好きなはずなのに
辛くなってしまうのはどうして?
悲しくなるのはどうして?
そのくせ幸せを願ってしまうのはどうして?
彼女はとても美しかった
彼女はとてもとても逞しかった
そんな彼女はいつも自分にとって素敵だった
だからあの子は自分以外の子とずっと永遠に(終)
ひとりぼっちとひとりぼっちは
もう憶えてすら居ない
遠い昔のきおくで
結ばれていたよ
1/365の軌跡で
逢瀬を重ねる
ふたりぼっちのための日
夜
星
月
蛍
もう祝福しか出来ないよ
私達は願いを重ねて
ありがとうが降ってくる
昔の自分は強くなりたかった
こんな人には絶対になりたくなかった
それなのに。
僕は大嫌いだった大人に
近付いていってしまっている
あぁ、なんて情けないんだろう
あぁ、なんて不甲斐ないんだろう
弱くて怖がりな僕は結局
楽なほうを選んでしまう
自分を殺したまま
そうだ、僕は
こんなことをするために生まれたんじゃない
自分の声
聴こえないふりしちゃだめだ
もっと自分に正直に
自分に嘘を吐きたくはないんだ
もっと、自由になっていいんだ