かまってほしくて
→みんなスルー
かまってほしそう
→スルーしよ
そりゃそうだよね
でも
スベってるみたいで
虚しい
心を満たすためにやってるのに
余計虚しくなっている
やめればいいのに
それでも続ける
かまってちゃん
言葉は凶器、嘘は殺人術
どんな綺麗事やお題目に隠したところで
所詮それが真実
今の世の中って多分こういうこと…
昔は刀がこれと同じだった
でも明治維新以来剣術は武道として確立される
僕は昔から嘘をつくのが得意だった
だってそっちの方がよっぽど綺麗だから
現実にありふれた言葉は醜く汚い
人を傷つけるためにしか使われてない現代の言葉は
兵器と同じだ
言葉という刃物を持て余すように
人を認める言葉はどんどん短く省略され
人を貶す言葉だけが複雑な進歩を遂げる
まるで剣術が乱立した武士の時代のように
嘘は…言葉は…
多くの闘争を産み、生存と淘汰を繰り返す
しかしどれも連綿と続く時代の一時に過ぎない…
まして己を犠牲に誰かを守ったところでそこに残るのは不幸ばかり…
嘘はつき続ければいつかは真実になる…
そう信じて
今日も刃を振るう
何かを守るために…
僕が食べたカレー
君には少し辛いみたい
君が食べたカレー
僕には少し甘いみたい
おかわりをしたその刹那
僕の口から甘みが消えた
食べたカレーは何か足りない
君のカレーを一口食べた
僕に必要だったのはこれだった
私は、何を期待しているのだろう?
もしくは、誰に期待しているのだろうか?
彼?彼は、私を助けてくれた。
私がこの世界から消えようとするのを押しとどまらせた。
きっと、彼は、知らないだろう。
無意識に私を助けたことを。
彼に期待しようか?でも、残念。
彼は、もう居ないんだ。あぁ。そっか、
じゃあ、彼女?彼女は、私に生きろとしつこく言ってくる。前の彼女は、ただ話を聞くだけだった。
今の彼女は、会う度に「今は落ちてるだけ、
そのうち前向きに考えられるように戻れる。
生きなさい!良い事がきっとあるから。」
その保証は?さて、どうしようか。
彼女に期待していいのだろうか?
やっぱり分からない。
じゃあ、たった1人の友人は?
たった1人の友人は、ズレて歪んだアタシに正しさを教えてくれた。期待できるのかな?
秘密を守ることが義務の彼女と違って
口外ができるたった1人の友人に期待してしまっていいのだろうか?
さっきから何に期待してるんだ?
何って、
自分を元どうりに戻してくれる人の事だよ。
誰に言っても聞く耳持たぬ
みんなみんな見て見ぬふり
心臓のとこがキューーーーーって痛んで
息が吸えない
「もうちょっと頑ばろう?」
そういう言葉、圧でしかない
あの子からの攻撃
皆の視線
あなたの言葉
全て私を襲って来るようにしか感じられない
これじゃあ私、固まっちゃうよ
好きな人がいたときは
夏休みなんて早く終わればいいのにって思ってた。
学校でしか会えないんだもん。
ずっとこの世界に溺れている
声を出そうにも建前が口を塞ぐ
声にならないSOSは伝わるはずもなく
もがき続けてもう何年?
水面近くを漂うのは疲れたから
沈んでいくことにした
今回も中止か…
夏祭りの中止のポスターを見て
切なくなった
夏祭りをやっていた頃は
やるのが当たり前で
やれなくなった今では
あの頃を懐かしく思っていたりして。
あの夏を感じさせる音楽
提灯の明かり
太鼓の音
終盤に打ち上がる花火
そして 人々の笑い声……
今を思うと
当たり前じゃなかったんだと
実感する
今は
少しでも早く
あの声や音が聞こえてくるように
我慢や努力しようと思う
最初はおどおどしながらやっていたが、だんだんと楽しくなってきた。
みんなで輪になって、笑って、演奏した。
演奏が終わると全員一斉にパタンとたおれた。
「楽しかった!」
気づいたら懐かしいような人の声があった。楽しそうな子供の声。
周りを見回すと、見覚えのあるような楽器たちが並べられていた。
私はその楽器たちのもとへ行き、少し音を鳴らした。
その時の顔はきっと笑顔だったに違いない。
その遠く後ろで、またまた見覚えのある人たちがみゆを見つめて微笑んでいた。
あぁ。私は一人になってしまったんだ。世界で独り。
あぁ。もう誰もいなくなってしまったんだ。もう誰も…。
そう考えているとき、どこからか音がした。
ドンドン、カシャン、ジャーン…。
その音のする方を見ていると人の姿が見えた。
まだ誰かいたのか…。
「やあやあやあ、お名前は?」
「え、みゆです」
「みゆ!今から僕ら、ここで演奏をするのだが一緒にどうだい?」
「え?」
「やろうよ!そうだな~。じゃあタンバリンでどうだい?」
私の手のひらにタンバリンが乗せられた。
「じゃあ、始めるから、それに合わせて叩いたり、振ったりしてね」
屋上へと階段を登る。
左手にはトイレットペーパー。
「自分が落ちるのは怖いけど、コイツなら…」って。
ごめんよ。
身代わりにして。
さて、ドアを開けると柔らかな風が僕をなだめる。
「大丈夫。身代わりが落ちるだけだから。」
そう僕は口にして、フェンスに歩み寄る。
「バイバイ。」
トイレットペーパーが風に煽られながら落ちていく。
あーあ、こりゃ生徒指導だなー。