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空がわたしの代わりに泣いてくれている。

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夢の音②

最初はおどおどしながらやっていたが、だんだんと楽しくなってきた。
みんなで輪になって、笑って、演奏した。
演奏が終わると全員一斉にパタンとたおれた。

「楽しかった!」

気づいたら懐かしいような人の声があった。楽しそうな子供の声。
周りを見回すと、見覚えのあるような楽器たちが並べられていた。
私はその楽器たちのもとへ行き、少し音を鳴らした。
その時の顔はきっと笑顔だったに違いない。

その遠く後ろで、またまた見覚えのある人たちがみゆを見つめて微笑んでいた。

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夢の音①

あぁ。私は一人になってしまったんだ。世界で独り。
あぁ。もう誰もいなくなってしまったんだ。もう誰も…。

そう考えているとき、どこからか音がした。
ドンドン、カシャン、ジャーン…。
その音のする方を見ていると人の姿が見えた。
まだ誰かいたのか…。

「やあやあやあ、お名前は?」
「え、みゆです」
「みゆ!今から僕ら、ここで演奏をするのだが一緒にどうだい?」
「え?」
「やろうよ!そうだな~。じゃあタンバリンでどうだい?」

私の手のひらにタンバリンが乗せられた。

「じゃあ、始めるから、それに合わせて叩いたり、振ったりしてね」

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無題

屋上へと階段を登る。
左手にはトイレットペーパー。
「自分が落ちるのは怖いけど、コイツなら…」って。
ごめんよ。
身代わりにして。
さて、ドアを開けると柔らかな風が僕をなだめる。
「大丈夫。身代わりが落ちるだけだから。」
そう僕は口にして、フェンスに歩み寄る。
「バイバイ。」
トイレットペーパーが風に煽られながら落ちていく。
あーあ、こりゃ生徒指導だなー。

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白と黒

物事全てに白黒つけんな。
グレーゾーンを認めろよ。