北風に遊ばれている落ち葉が
せめてもの反抗心で興す、
校庭の隅っこの小さな竜巻。
冷たくてぴりっとした空気が
じんわり解凍されて桃色に染まる。
紅く、蒼く、黄色く、白く。
七変化を起こす空。
空に泳ぐひつじ雲。
それをかき回すカラス達。
山の向こうからおはようの声がする。
アメリカから贈られてきた太陽に、さあ。
白い吐息を吹きかけて。
今日の幕が上がる。
「こんな雨の中、傘も持たずに歩いていたからさ」
だからそんな気がして、とわたしは続けた。
黎は無言で自分の腕の中のロヴィンに目を向けた。
また路地裏に沈黙が流れる。
…なんていうか、また微妙な空気になってしまった。
でも、実際に会話して、この人は意外と喋るんだなと思った。
一応喋るって前に聞いているけど。
…その気になったら、仲良くなれるのかもしれない。
「…ネコ、好きなの?」
仲良くなれそうな気がして、わたしは何気なくそう尋ねてみた。
だが彼は怪訝そうな視線を送る。
「…ソレ聞く必要ある?」
「え」
わたしが思わずそう言っても、気にせず彼は話を続けた。
「…お前と話す気なんかないし、関わりたくない」
「どうして…」
わたしが言い終える前に彼は答える。
「シンプルに関わる気がないだけ」
相手がどう思うか知ったこっちゃないし、と黎は付け足した。
「卒業」とは卒業書いてそつぎょうと読む
「人生」は人生と書いてじんせいと読む
「自分の人生は自分で決める」そんな卒業生でいてください。
Graduation" is a graduation book and read carefully
"Life" is written as "life" and read as "life"
"You decide your own life" Please be like that
全世界の卒業生、卒業おめでとうございます。
孤独を選んだのは愛されたかったからで
愛されたかったのは貴方といたかったからで
貴方といたかったのは孤独が痛かったからで
それでも生きていたのは出会いたかったから
黒いハット帽を被った男 手を差し出してくる
「私と一緒に世界の闇を見に行かないかい?」
驚くほど白い手だった 僕は頷いてその手をとる
ーその刹那 世界は終わったー
香る気配をまだ消したがる
あの匂いは危険よって
ただただ身体いっぱいに吸い込んで云う
貴方には有毒だから
私の気が済むまで嗅ぎ続けるの
やぁ、私の名前は…あー、忘れたから後で言うよ。ところで、何で君はこんな人気のない路地になんかいるのかな?
……何だって?友達を殺してしまった?
あっはっはっwwそれはとても愉快な話だ。で、その友達はどこに?
ほう〜、あんな高い所に…、っていうか、あれ友達じゃないよね、だって
……あれ、君にそっくりだよ??
僕は、呪われている。1ヶ月に一度、平行世界へ飛ばされる。いつもと変わらない、でも少しだけ違う世界へ。そして、僕を知らない君と出会う。もう何度君と出会っただろう。もう何度惚れ直しただろう。でも、この恋は一ヶ月で終わる。でも、それでも、僕は何度でも君と出会おう。何度でも君に告白をしよう。■人目の君との約束を守るために……あれ…?
聞き慣れた会話
見慣れた光景
感じたことがある感情
苗字変えてぇとか他人と比べんなやとかその口の利き方はなんだとか縁切るかとか何とかかんとかああ
ああああああああぁぁぁああああああぁぁぁ
うるせぇんだよ知るかよ笑てめぇで考えろよな笑
、、、、、、口が悪い?
、、、ハイハイナオスカラ殴んなよバカ
従え従えしたがえしたがえしたがえシタガエ
お前が狂ってるから俺だって狂ってる
だって
また求めてるの。 待ってるよ
聞き慣れた会話
見慣れた光景
感じたことのある感情
苗字変えてぇとか他人と比べんなやとか縁切りますかとかそんなんとかあんなんとかああああ
どうでもいいんだよ勝手にやってろよ
って思いたいのにまた求めてる。