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ふと。

洗濯機で夢を混ぜて、
乾燥機で乾かして。
出てきたものを着てみたら、
新しい自分になれる、なんてね。

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血が出て 鉄臭い 絆創膏は?
君に電話しよう なんでもいいから話そう

僕たちがロボットになる前に接続しよう

血が止まるまで ヒマなんだ
君に電話しよう てきとうなこと話そう

僕たちがロボットになる時に

僕たちが鉄になる前に

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 9.エルフ ③

夕方、日も暮れかかり辺りがオレンジ色に染まる頃。
わたし達は寿々谷駅前にいた。
ショッピングモールで一通り過ごした後、もう5時を過ぎたので解散しようという事になったのだ。
「んじゃ」
「じゃーなー」
「そいじゃまた」
ネロ達はそれぞれバラバラの方向に散って行く。
わたしもまたね、と言って相場から歩き出した。
…と、視界に映る駅の柱の陰から、誰かがこちらを見ている事に気が付いた。
人影はすぐに柱の陰に隠れてしまったので、姿はよく見えなかったが。
「…」
わたしはそのまま、その柱の近くを通り過ぎようとする。
そしてちょうど柱の横に差し掛かった時、不意に柱の陰にたたずむ人物と目が合った。

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なに?

あの人がもし
話しかけてきてくれたら。



ニコニコ楽しそうに話すあの人に
「うん、うん。(笑)」って相槌打ってあげたい

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こくはく。

青い春をかいてくんだよ
淡い恋を溜めた心でさ
まだ生えたばかりの羽で
とりあえず飛んでみない?
いち、にの、さんで
僕が背中を押すからさ
その眩しい笑顔だけでいい
君はもう それだけでいい
もう飛べるはず


暑い夏を抜けてくんだよ
苦い恋を食べた喉のまま
今揃ったきれいな羽で
とりあえず飛んでみようよ
さん、にい、いちで
僕もそっちに行くからさ
その温かい手だけでいい
君はもう それだけでいい
ほら飛べたでしょ


簡単なことなんだよ
恋は理屈じゃなくて
「好きなんだ」ってそれだけ
想いがあるなら それだけで
立派に恋をしてる証
そうだよね
そうなんだよ
たぶん きっと ぜったい


だから伝えるよ、
怖くて震えてるけど
「大丈夫?」なんて言わないでね
大丈夫な訳ないからさ

春を思い切り吸い込んで
飛べる夏を思い浮かべて

私は、あなたのことが、

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いくつもの夜

あなたに愛されないから、
夜に抱きしめてもらうの。
夜は毎日違う顔をしてる。
優しい夜にも、冷たい夜にも抱きしめてもらった。
でもね、あなたほど綺麗な夜には出会えなかった。

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ギャグポエム

会うたびに目を奪われる
華奢で色白、可憐な姿
何でそんなに僕の心を乱すの?

その正体は...もやし

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こんなはずじゃ…

「自分はもっとできる…」
そう信じることでしか支えられないことってきっとある。誰かの支えも到達できない、いや正しくは到達させないようにロックでもかけてるんだろう。
全く持っていらない防衛本能である。
「誰かの支えになっている」
私はそう思うことで埋めようとした
自分が1番その繊細で矛盾した苦しみを理解しているであろうに、それを侵害したんだ…
こんな人間を一体誰が支えようとするだろうか
誰かから愛される愛し方くらい
せめて教えてよ、私

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日々

君みたいな人が
どんな人を好きになるの
絵画や偉人の世界だ
全くもって不可解だ
雷みたいな 根っこみたいな
ひび割れた隙間に染みこむ水
みたいな人が君
どんな人を愛してきたの
猫をなでる その所作を是非