遊園地 苦い思い出
でも姿を変えて近くにいる
ただお前を守りたい、それだけなんだが…
ずっとそう思っていたい でもそれが叶うのはいつ?
もとに戻っていたいけど そんなことはいつ叶う
七夕になったって叶うわけない、俺の願い
半々な俺の心 ずっとお前だけを思ってる
前みたいに 戻りたいけど…
感情が一気に破裂する
でも直せない、この心情
心のキーが ロックを解除するまで
ずっとそのままでいろよ
私は、夜の時間が一番好きだ。太陽より月の方が好きだし、星も見えるから。部屋を真っ暗にして、窓を開け、夜風を感じる。大好きな洋楽を聞きながら、星空を眺める。そんなひとときを楽しみに、今日も私は生きている___
好きっていう気持ちすら伝えられない
本当に弱くて意気地無しな自分
変えたいな でも難しい
相手にどう思われるか分からないから怖いんだ
なぜだろう
俺が行く先々で いつも事件が起きる
一番最悪だったのは 蘭と行った遊園地
あの日から 俺たちは簡単には会えなくなった
僕は小さな体で いくつもの事件を解決してきた
ときには命がけで…
まだ解決できていない謎がある
組織の正体
そして 蘭……
俺はいつになったら 元の姿に戻れるのか
僕は…
俺は…
-いつか絶対
この謎を解決するー
痩せた少年が夜通し歩き回り
汚れた人形が道に捨てられ
古びた落書きが広がる壁があり
血のついたナイフが地面に突き刺さり
すすり泣く声が響く
この街は絶望に満ちている
ある日、学校から帰ろうとして窓の外を見ると、いつの間にか結構な勢いで雨が降り始めていた。
「うわマジか。いや天気予報をまるで見ない俺が悪いんだけどさ。今日傘なんか持ってきてねえよ」
背後から声がした。明らかに自分に向けられたこの声は、つまりそういうことなんだろう。
「言っとくが、俺も傘持ってきてないよ? 持ってきてたとして誰が野郎二人で相合傘したがるってんだよ」
振り返りながら答える。背後に立っていたのは、やはり俺の友人だった。
「そう言うなよォ、お前なんか傘持ってようと持っていまいと実質持ってるのと同じだろうがよー」
馴れ馴れしく肩を組もうとしてくる友人を躱し、とりあえず昇降口に向かう。
「ヘイどうした、まさか他の奴の傘を盗もうってんじゃ無いだろうな?」
やや鬱陶しく絡んでくる友人をスルーして、外履きに履き替える。友人も靴を履き替え、完全に傘をたかる気だ。
「いや、流石に人のもの盗もうとは思わねーよ」
「ならどうすんだ?」
「分かってんだろ?」
顔を合わせてニタっと笑う。
昇降口の周りには、奇跡的に誰もいない。
「さあさ頼んますぜ大せんせー」
おどけてそう言う友人を無視して、一度深呼吸して集中する。
「来い、穢傘・儚月」
「来たぁーッ、最高に厨二な召喚シーン!」
「うっせ」
揶揄う友人をいなしていると、空から汚れたビニール傘が降ってきた。65㎝という少し大きめの直径、プラスチック製の柔らかい骨、先端の部分についた土埃の汚れ。間違いなく俺が普段使っているものだ。
聖剣よろしく地面に突き立ったそれを引き抜き、普通に差して雨の中に出ていく。友人もいつの間にか隣に入って来てたけど、入ってきたものはもう仕方が無いか。
人の関節は曲がっちゃいけない方向がある
現代の固定観念はまるで関節のように
人を決まった方向にしか動けなくしてる
でもたまにいるよね
180°以上足開いたりする人、
この関節もそういうことができる人が
いたらいいのに
あ、そういう人を異端児って言うのかな
悪い組織ってロマンあるよね
その組織にいる貴方が特に好きなの
長い銀髪が素敵な貴方
冷静沈着 それでいて裏切り者に容赦がない貴方
大好きすぎて困るくらいなのよ
あいつのことを話すとき
君の瞳は無邪気に煌めいていて
そこに映る輝く景色の中に僕はいない
僕は君しか見ていないのに
僕が想いを心の奥に必死でしまい込んで
忘れようとしても
君が微笑めばそれだけで呆気なく溢れてしまう
君に伝えられる日なんて来ないけどね
こんなに近くにいるのに
誰よりも君を想っているのに
ねえどうして
どうして僕じゃないの?