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私って不器用だからさ
ほら、可愛くもないし
すぐ泣くし
甘え方知らないくせに
寂しがりで、どうしようもなくてさ

でもこれも全部、私なんだ
こんな自分、嫌いだけど
変わりたいって思うけど
全部、全部、私なんだ

こんな自分のこと
抱きしめてやれるのは
きっと私だけなんだ

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 13.リャナンシー ②

「え~面倒くさーい」
「ふーん」
皆がそれぞれ色々な反応をする。
「…まぁ、良いよ」
付いて行きたいなら付いて来いよ、とネロはぶっきらぼうに言った。
「え、良いの?」
ありがとう、とわたしは返した。
「…」
…と、わたしは黎の視線に気付いた。
「…どうかしたの?」
わたしがふと尋ねると、黎は静かにわたしの方を指さす。
「へ…?」
後ろに何かいるのかと、わたしは恐る恐る振り向く。
そこには、見慣れない小柄な少女がいた。
「えへへへ」
少女はわたしと目が合うと、楽しそうに笑みを浮かべる。

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 13.リャナンシー ①

寿々谷市では8月になると大きな祭が開催される。
その名も”寿々谷市大花火大会”。
夜7時頃から打ち上がる数千発の花火が夜空を彩る、寿々谷の夏の風物詩だ。
また、花火大会に合わせて公園や街のあちこちに屋台が出店する。
そのため、メイン会場の寿々谷公園や近くの河川敷、ショッピングモールは寿々谷の内外から集まった人々でごった返すのだ。
わたし達は今、ショッピングモールの休憩スペースでそんな祭の話をしていた。
「ねぇ、今夜の花火大会どうする?」
「屋台回ろうぜ屋台」
「ハハハ、食い意地張ってんな~」
そうやって皆でわいわいしていると、不意にネロがわたしに話を振ってきた。
「そー言えばアンタはどうするの?」
花火大会、とネロは尋ねる。
「うーん」
わたしはその場で少し考える。
「特に誰かと行く予定は立ってないけど…」
欲を言えば、ここにいる皆と一緒に行きたいなとわたしは言った。

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運命

ひょひょいと進むことがある
なかなか進まないこともある
両方あるからおもしろい

いまいくつか道がある
どれもちょっとこわい

新しい道作ってみようかな
自信つければこわくないかな

勢いでいこうか
ゆっくり攻めようか

"正解はないんだよ
辿ってきた奇跡が答えになるんだもの"

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優しくて

安心感のある

温もりのある手

手を握っているだけで落ち着ける

愛を感じることができる

大丈夫だと思える

手の力ってすごい

ずっと隣にいたい、ずっと大好き♡



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alone

誰もいない部屋で 心に溜まった気持ちを呟く

「寂しいな」

「もう、疲れた...」

「あなたの幸せを押し付けてこないで」

誰も返事をしてくれない

まあ、最初から望んでなどいないけどね