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この向こう
あなたがいるかわからない。
生きているなら幸せでいて

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 13.リャナンシー ⑤

「へぇ〜、詳しいんだね」
りいらちゃんがそう言うと、だろ?と師郎は返した。
「師郎は生粋の地元民だからな」
詳しいのも当然さ、と耀平は補足する。
「あと花火は寿々谷公園だけじゃなくてショッピングモールからもよく見えるんだぜ」
あと…と師郎が言いかけた時、向こうから女の人の声が飛んできた。
「りいらー」
行くわよーとりいらちゃんの母親らしき人物がこちらに近づいて来る。
「あ、ママ」
行かなきゃ、とりいらちゃんは母親の元へ駆け出す。
「何してたの?」
「秘密〜」
りいらはそんな会話を母親と交わしてから、こちらを見る。
「じゃあね、おねぇちゃん達!」
バイバーイと手を振りながら、りいらちゃんは母親と共に去っていった。
「何だったんだ」
アイツ、とネロは呟く。
「まぁ良いじゃないの」
師郎はそう返した。
わたし達は去りゆく謎の少女を静かに眺めていた。

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思い出の味

人の思い出の味は

どんなに綺麗に飾られた料理でも、
どんなに星の多いレストランの料理でもなく、

自分の親の料理なんだってさ

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「ごめんね」


気になる人が出来た



「ごめんね」までは出てくるのに

その次が出てこなくて

悪いと分かってるのに

逃げた



「あのさ」


もう受け入れられないの


「あのさ」までは出てくるのに

その次が出てこなくて

悪いと分かってるのに

隠した




いつか気づかれるんだろう

いつか君もそうなるのかも

『いつか』を待ち続けてしまう





「ごめんね」「あのね」

早く言わないと

君の中の思い出が綺麗なうちに

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パステルカラー

日常にある暗い気持ち イライラ 嫌な政治とか そう言うの全部
袋に詰めて ひとまとめにしちゃえ!
それに絵の具をつけて 
全部 柔らかいパステルカラーにしてしまおう
日本中のみんなが 嫌な気持ちになりませんように。

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コイバナ

銀木犀みたいな君が好きなの
さりげなく傍に居て笑ってくれる。助けてくれる。
でも見ちゃったんだよね
君が、好きなあの子に金木犀を渡したとこを
そんな君には、白と赤のペチュニアを送るね
白色の花言葉は「淡い恋」

赤色の花言葉は…

「決して諦めない」

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みんなで生きよ

ありのままの自分で生きたい
それはとても難しくて大変なことだけど
明日は来るから
泣いたって笑ったってちぐはぐでもいいから
今日も自分の気持ちの向くままに生きましょ

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どうでもいいなんて…

「どうでもいい」
そう言っていつも1歩引いてた
失うことが怖くならないように

君のこともどうでもいいと思えば
平気で手を差し伸べられたし、優しい言葉もかけられた
すれ違っても、目が合っても、手が触れても、声をかけられても、平然な顔をできた

でも君が言った「好きだ」って言葉はどうでもいいって思えなかった。
最初はこの気持ちが分からなかった
何かがいつもと違う…

悩んでるうちに気づいたの
全部受け身だったんだって!
でももう遅いよね
「ごめんね」って言わせておいて
「あのさ」って何度も言わせて
たくさん思わせぶりで苦しめて
友達に戻っておいて…

「どうでもいい」なんて
言わないよぜったい…