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主人公

文才がない
でも小説が好きだ

音感がない
でもロックが好きだ

物語に触れて
主人公の街を歩く

音楽にのって
ミュージシャンのように笑う

自己満足だ
けど、不思議と楽しい

他人から見た私はきっと不審者
でも
主人公でミュージシャンなんだ

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別れる時期。

あなたのせいで、部屋を片さなきゃならないよ。
あまり時間がないのに、なんてことすんだ。
でも冬が濃くなって、そんな話を切り出されたら
次こそは泣いてしまうから
春じゃダメですか。

いやいや、春の陽気に中(あ)てられたら、
流石のあなたも、言いにくいだろうから
夏にしよう。
涙も汗と一緒に紛れるから
でも、暑いのは嫌だから秋にしようよ。
なんて言ってみただけ、だよ。

2

籠蝶造物茶会 Act 8

「どこに行ったか心配だし」
うさちゃんも届けてあげなきゃ、とキヲンは続ける。
「…仕方ないわね」
ピスケスはそう言ってため息をついた。
「あなた達だけじゃ心配だからついて行くわ」
ピスケスがそう言うと、キヲンはありがと!と答える。
「露夏はどうするの?」
皆行くみたいだけど、とピスケスは尋ねる。
「うーん、行くかな」
暇だし、と露夏は笑う。
「じゃあ決まり!」
ナツィ探しに行こ!とキヲンは楽しそうに言う。
そうだねーとか皆が言う中、ふとピスケスが呟いた。
「…ちょっと待って」
どうしたの?とキヲンは尋ねる。
「アイツを探しに行く前に寄りたい所があるんだけど」
良いかしら?とピスケスは皆に聞いた。

1

嫌い嫌い

嫌いなんだよね
って言ってたら
何にも無くなっちゃった。
悩んでます
不安です
なんて言う資格はないの。
権利はないの。
こうなることを望んだのは
揺らぎもしない
私自身でしょ。
口だけは達者で
憧れは尊くて
周りも優しかったのに
拒み続けたのは誰?
私が
嫌いですって言い続けたのは
何の為だったの。
繰り返される日々が
重なるほどに
不安なの。
いつか
変わりたいって
思い続けてるの。
5日
その毎日が苦痛なの。
でも私は、周りを傷つけているの。
「自業自得でしょ」
そんなの、知ってるよ。

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例の気持ち

電車の中でポエムをかくと
例の気持ちになってきそう

宇宙のかぜになるような
地面のおとになるような

本当だけど 嘘だらけ
嘘だらけでも 本気だし

もう暗くなる空をみる
背の低い僕の足をみる

きれいなままの靴をみる
きれいな君をじっとみる

それからスマホにポエムを書くと
例の気持ちになってきそう

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五つの雫

砂に埋もれた伝説の中に今も悲しみを抱え
溢るる涙の五つの雫を誰か思い出しておくれ
遠い いにしえの祈りをあの丘を越えて響け

集え 緑の風の丘へ はなて結ばれた神の光よ

戦いの中で流す血潮は闇の果てに消え行き
猛り狂える 悪魔の夢を誰か波に沈めておくれ
やがて千年の祈りに迷える魂目覚めよ

集え 平和の鐘の丘へ 歌え 空にみつ神の光よ

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やさしくなりたい

君に優しくする内にほんとに優しくなれたりしないかな

下心ばっかりの私の優しさを君が包んでくれるから
いつも幸せで、辛くなる。
強くなりたい…この辛さに耐えられるくらいに
もっと強く…やさしく…

我慢ばっかりの私の優しさに君が合わせてくれるから
いつも楽しくて、泣きそうになる。
強くなりたい…この涙を飲み込めるくらいに
もっと強く…やさしく…

私は…君を笑わせられる人になりたいんだよ…
だから、ほら笑って?

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home

早くましにならないかな
咳を堪えて 時計を見る日々だ
午前4時、君が深い世界に下りている頃も
私は暗闇の中で 咳を繰り返していた

早く会えないかな
悲しさを抑えて 画面を見る日々だ
午後4時、君が部活に打ち込んでいる頃も
私は暗闇に潜って 咳を繰り返していた

ようやく眠れた頃
ふと夢に君が出てきたんだ
変わらない笑顔で 変わらない明るさで
ちょっと近かったのは 私の願望だろうね
よく眠れた そんな気がした

ようやく目覚めた頃
ふいに君から連絡が来たんだ
相変わらず短文で 相変わらず事務連絡で
既読つくのが速かったのは それは…
まぁいいや そう願うだけにした




微熱であれど頭に浮かぶのは
君のことばかりなのですよ。

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Trans Far-East Travelogue⑯

登り始めてからわずか1時間半で山頂広場に着いた
「あの途中で灯りが所々途切れて橋みたいになってるのが万葉の東歌にも出てくる多摩川、奥の夜景は西新宿…その向こうには俺の地元がある。そして、その更に奥には文京後楽園、桜や彰義隊で有名な上野の山とか下町にある俺の母校がある」と言って2人で故郷の方を観ながら東京で案内しきれなかった場所を解説するが,帰郷してすぐまた故郷に別れを告げて旅立つことを改めて実感し、涙を堪えてるのに、肩が震えてる
「辛い時は泣いたって良かよ。私が付いてる。むしろ,ここまで頑張ってくれてありがとう。地元の近くにいるなら早く地元に帰りたかったよね?それでも,私を選んでくれてありがとう」
その彼女の言葉で堰を切ったように泣き出す
「故郷の山の手台地をもっと見せたかった…1人の男として,東京で,地元でできることは幾らでもあったのに…そう思うとめちゃくちゃ悔しいな…仙台の大敗や博多の2連発の比じゃねえ」と言い切れず言葉に詰まると「貴方は凄いよ。長旅から帰って来たと思ったら,地元の近くで恋人が泊まるからって自分の帰宅を遅らせてまで好きな人に寄り添うなんて,そして自分の地元を離れてでも恋人が地元に帰るなら一緒について行くなんて、私には絶対できん。私はそんなカッコいい貴方が好きだよ」と言って抱きしめてくれるが、山頂で待機してた仲間の1人が茶化して「ノーコンでもカッコいいそこの君,これで涙拭けよ」と言って渡された巨人の黒ユニを見て彼女が「これ,黒ですけど」と返すので思わず「俺の彼女は糸井さんか?糸井さんは現役引退したけど、俺は君の彼氏やめるつもりはないからな?」と言ったら彼女も宮國投手みたいな眩い笑顔を見せてくれたので自然と涙が引っ込んだ
空が白くなり、押上のエセ武蔵(東京スカイツリーは隅田川よりも東、つまり旧下総国にあるのに高さは634mで語呂合わせでは武蔵になる)も見えた
と言うことは、もう間もなく日の出だ

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ひとりごと

久しぶりで、ちょっと嬉しいなんて思ってたりして。
しかも共感できすぎるところがあったりして。
結局出せないんだ。
どこかで怠けてしまう。
本当にそう。
変わりたいなぁ なんて、変われないけど。
昨日の私もダメだったなぁ。
文章までダラダラするわけにいかないし、もう寝るか。