雨の日 君に歌う歌はない
君に捧ぐ言葉はない
それでも頭の中は あなた
身体は空で 伴わないから
ワイングラスにお味噌汁
注ぐような午後
晴れを待つ 有閑と湯気
雨の日 君に歌う歌がない
探したけれど 何もない
それでも君のことを想う
明日には 君にラブソング
喫茶店が入る建物から数百メートル。
小さくも大きくもない駅の人気のない出入口の近くで、どこか異質なコドモ達が歩いていた。
「なんでさ…」
急にその内の黒髪のコドモがポツリと呟く。
「なんでお前らもついて来てるんだよ!」
「えーいいじゃん」
「別にいいじゃない」
「うん…」
3人組はそれぞれそう答える。
「ピスケスは通りかかっただけとは言え、かすみと露夏はついて来なくてもよかっただろ!」
黒髪のコドモことナツィは語気を強める。
「えーだって暇だしー」
露夏は両手を頭の後ろに回して言う。
「自分も退屈だったから…」
かすみはなんだか申し訳なさそうに言った。
雨は好きだ。傘が役に立つから。
雨は嫌いだ。傘が風で壊れるから。
雨は好きだ。家にいる理由が増えるから。
雨は嫌いだ。出かけるのが億劫になるから。
雨は好きだ。不定のリズムが楽しいから。
雨は嫌いだ。都合の悪い時に限って気紛れだから。
こんばんは。
もしくは、こんにちは。
私は雨が好きなので皆さんの雨の詩が見たいなぁと思いまして、
企画というレベルではないのですが、
もし良ければ雨をテーマにことばを紡いで欲しいです。
“RainyDay”でタグをつけて頂けると助かります。
最近詩のテーマ思いつかなくて…っていう方いらっしゃったら是非〜。
忙しくてレスはできないと思うんですけど、楽しみにしてます笑