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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 17.ヨウコ ⑫

「ちょっと俺達だけで話したいことがあるから、席を外してくれないか?」
師郎がそう言うと、結香吏は分かった、とその場を離れた。
「…」
5人だけになったその場に、微妙な空気が流れる。
「ねぇ、あの子って…」
「彼女は日暮 結香吏(ひぐらし ゆかり)」
わたしが尋ねようとした所でネロが口を開く。
「師郎の5つ下の妹」
ネロがそう言ったので、わたしは思わずはぁ、と呟く。
「まぁそんな事は置いといて」
お前いつまでもそこに立ってないで座ったら?と師郎がわたしに目を向ける。
「…あ、お邪魔します」
わたしはそう答えて部屋に入り、畳敷きの床に座った。
「まず聞くが、どうしてここが分かった」
わたしが座った所で、師郎はそう尋ねる。
黙っている他の3人は、冷ややかな目をこちらに向けてきていた。
わたしは恐る恐る答える。
「…い、稲荷さんに案内されて」
「稲荷か」
わたしがそう言いかけて、師郎はポツリとこぼす。

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夜明けまで65時間・予告編

ある日、世界から夜明けが失われた。
とある異能者の力によって「夜」が永遠のものとなったのだ。
最後の日没から実質時間にして約72時間。「夜明け」を取り戻す異能者たちの戦いが今、人知れず世界の裏で始まる――――


知らねえなァこちとら一般人。裏の世界? いや興味も無エ。
お天道様に顔向けできないドロップアウター共が今夜も、居場所を求め静寂に蔓延る。
己が往く邪道に開き直れ、腐った誇りを胸に叫べテメエら!

「夜は俺らのナワバリだ!」

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夏と秋の境がなくなっていく
そのさきには冬もみえる
ことしは受験だ
どんな毎日がまっているんだろう

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Shout. 【企画要項】【再掲】

※10月になったので再掲します!

皆さんこんにちは、 藍色のそらりんごです。 突然ですが企画思いついたんで聞いてください!
(初めて企画主催します)

タイトルは『Shout.』
日本語だと 『叫べ。』 です。
数年前までSCHOOL OF LOCK! の開校の挨拶 (?) で「叫べー!」ってのがあったと思うんですが、 あれを参考にしてみました。

条件は至って簡単。
貴方が今、思いっきり叫びたいことをポエムにし て投稿してください。 公序良俗を守ってさえ頂ければ、 何を、どれだけ叫んでも大丈夫!
ぜひ貴方の声を、想いを聞かせてください。

開催期間は今のところ10月いっぱいとします。
先程も述べましたが、 テーマ (叫びたいこと)や 投稿回数は問いません。
投稿作品のタグには 「Shout.」 をつけて投稿してください。
質問などはレスから!

皆さんの参加、お待ちしています!!

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Metallevma:ネコメとクリスの小さな宇宙~眠る雷神~ その⑧

電撃を食らったクリスタルは大きく仰け反り吹き飛ばされたが、ネコメを助け起こした時から手を握り合ったままだったこと、そして、後頭部の水晶柱が世界の『境界面』を直撃したことで、その場から大きく後退することは無かった。
代わりに水晶柱が虚空に衝突すると同時にひび割れを発生させ、発生した穴に二人の身体が吸い込まれる。
「だッ、逃げンなガキ共!」
ライトニング・クォーツは二人に向けて電撃を放ったが、2つの世界の境界上で弾かれるようにかき消され、2人には届かなかった。
淀んだ空間を二人は落ち続け、遂に落下した場所は庭園の一角、小さな池の畔だった。
「……助かったのかな?」
「にゃっ」
「ありがとね、クリスチャン。立てる?」
「たてにゃい……」
「だろうね、ボクも身体がまだ痺れてるもの……」
2人が電撃のダメージで転がったまま動けないでいると、ガーデン・クォーツがやって来て二人を見下ろしながら話しかけてきた。
「……驚いたな。まさか生きて戻ってくるとは」
「およ、ガーデンのひと。たすけて、動けないの」
「ワタシの言うことを聞かなかった罰と思ってしばらくそのままでいろ。外に放り出すくらいはしてやる」
「うげぇ助かりマス……」
未だ動けない状態の二人を抱え、ガーデンはその場を離れて庭園の外に二人を放り出した。
「動けるようになったらすぐ帰れよ。ワタシは封印の確認をしなければならないんだ。これ以上手間をかけさせるなよ」
「あい了解……」

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あー(´;ω;`)

皆さんこんにちはからみだいこんです!
Metallevmaの続きを考えたり、勉強したりしてたら
あっという間に体調が少し崩れてしまいました、、、
Metallevmaの続き、書けるのか少し心配です。
そこでみなさんにお願いがあります!
私の代わりに少しMetallevmaの続きを書いてくださいませんか…?
もちろん私も続きを考えて投稿します!
皆さんだったら続きをどう書くか、気になったからと体調が悪くてかけるか心配だからです。
よろしくお願いしますm(_ _)m

追記︰私が書く続きは少し遅くなるかもしれません。
申し訳ないです(тロт)
私が書いた1話は私のページから飛ぶとあると思います。

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宇宙と虫

君に恋してた あいだの記憶
ベッドに埋め込んで ぼくは浮かんでく

すべて忘れたい 宇宙の隅で
虫のように細かくなって

君の茶色い髪のひとつひとつを
この手で数えていたい
トゲトゲして数えやすいよ

だけどもう すべて忘れたい
火星から3日ワープして

君のきれいなそばかすで
ケンケンパして遊びたい
四つん這いだからうまくいかないよ