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わっかんない

私が書いてるのってポエムなのか?
ポエムが何か理解してない
思いついたのをただ書いてるだけな気がする

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遠い星

あの一等星がさんざめく方へ

わたしもいつか行けるのかな

あの空の向こうにはいつも笑ってた君はいるのかな

そんな想いを白い息と共に吐き出す午後11時56分

早く君に会いたい

でもそんなことしたら君に叱られそうだ

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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 19.チョウフウ ④

急に絡んできた、と言えば情報屋のミツルと同じだが、そもそも何のためにわたしに話しかけてきたのだろう。
もしかしなくても、彼女もまた異能力者…という考えが頭をよぎった時、少し離れた所から聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あーいたいた」
今日もいるんだなと黒いパーカーのフードを被った小柄な少女、ネロがこちらに近付いてくる。
その後ろには耀平、黎、師郎の3人がいる。
「あ、皆」
わたしは明るく手を挙げたが、ここで穂積がこう呟いた。
「…あたし、そろそろ行くわ」
「え?」
わたしは思わず彼女の方を見るが、穂積はもう既にその場から離れようとしていた。
「じゃ、またねサヤカ」
穂積はそう言って後ろに向けて手を振りつつその場から去っていった。

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少年少女色彩都市【7】

少年がヴァイオリンに弓を静かに当てる。音楽に対する知識があまり多いとはいえない叶絵は、その様子を呆然と眺めていたが、やがて少し後ずさりした。
「すぅ…」
少年の息遣い。まわりの音が消える。エベルソルは身体中からなんだか分からない液体を垂れ流しながら困惑したように身を捩る。息の詰まるような静寂が叶絵まで緊張させる。
「…Preludio」
少年の呟きが音のない空間に響いた。
(プレリュード…?前奏曲のこと…だよね?)
少年が優美な動作で弓を引き始める。ヴァイオリンから上品な音色が溢れた瞬間__エベルソルが変形した。潰れた缶を連想させるその肉塊の天辺からは、汚い液体が噴出する。
「ひっ…!」
叶絵の足元までそれは飛び散り、少年にもいくらかかかっていたが、彼は気にせず演奏を続けた。エベルソルは変形を続ける。断末魔一つあがらない。液体を噴出し続け、呆然とする叶絵の目の前で干からびたミイラと化してしまった。
「ふぅ…」
心底疲れたようなため息が少年の口から漏れる。
「…どうにかなったみたい。あんま骨のある奴じゃなかったけど、疲れたな…」
「い、今の…」
言葉を失う叶絵に、少年はにっこり微笑んでみせた。
「知りたい?」

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しっつもーん

自分で物語を書いていると、作品にどんなタイトルを付けようか困ってしまう時が多々ある。
簡単に言えばタイトルが思いつかないんだけど、いいタイトルを付けようとするあまり何も思いつかないなんてことは日常茶飯事だ。
でもここで文芸作品を投稿している人たちって結構いいタイトルセンスあるよね。
…ってことで質問。
みんなは自分が作った作品に、どうやって題名を付けてる?
こういう方法を使ってます、とか、フィーリングです、とかで大丈夫です。
良かったらレスから教えてほしいな。

ちなみに自分はアイデアが降ってくるまで待つ派です。

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あなたは優しい

優しさで苦しんでいるあなたは優しい
無償な愛で救われるのです

誰もが救われるのです

だから優しさで苦しまないで

あなたは本当に優しいのだから

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少年少女色彩都市・某Edit. Agitation & Direction その①

彩市立市民文化会館。芸術都市である彩市のおよそ中央に位置するこの施設は、敷地内に大ホール3か所、小ホール5か所、展示室4か所を有し、隣に建設されている美術館と並んでこの市を『芸術都市』たらしめる象徴の一つとして、市内外から親しまれていた。
その正面入り口の前に、2人の人影。
「俺さァ、年末の雰囲気って好きなんだよ。ただの冬の日を『1年の終わり』に託けてどこもかしこも面白ェイベントやるだろ?」
人影の片方、ストリート風普段着の少年が相方に話しかける。
「うん、それで今日もたしか……第3大ホールだっけ。『第九』の演奏会やるっていうのは」
学校制服とコートに身を包んだ少女がそれに答えた。
「そそ。こんなデケエ『芸術』があってよォ……あの文化破壊者どもが来ねェわけが無ェンだ」
「だから私達含め、11人も警備に当たってるんだもんね」
「いやァー、俺は心配ですよ。こんなに1か所に集めたら他の守りが薄くなっちまう」
「けど敵も多分ここに集中するよ?」
「いやァー……? 芸術は意外とどこにでも転がってるモンだぜ?」
「まあ、そうだけども」
少女がポケットからスマートフォンを取り出し、時計を確認する。
「……そろそろ変身しとく?」
「だな、『向こう』も準備万端って感じだ」
少年が指差した先には、無数のエベルソルが市民会館に接近する姿があった。

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勘違いかな?

生まれた時に誰もがかならず言われた言葉を胸に生きていきます。

勝手ながら母親や父親に愛しい子と言われたと思い(*^^*)

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貴方

「大好きだよ」
つい最近まで私はこの言葉は届くことはないけど届くといいなと思っていた
でもそんな願いの火は消えてしまった
私が想いを伝える前にふらっと消えてしまった貴方
ぽつりと呟いた言葉が貴方に届くことはない
織姫と彦星の下で呟いた言葉はベテルギウスの下では吐き出せなかったみたいだ