どうも、「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」の作者です。
本日2月24日をもって「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」は連載再開2周年を迎えました~!
これもひとえに皆さんのスタンプのお陰です。
いつもありがとうございます。
何か書こうと思ったのですが、思いつかないので最近の作者の近況報告をば少し。
ここ数日、我が家は色々とてんやわんやでした。
近所に住むばーちゃんが緊急入院して生死の境をさまよってたり、歳の近い妹が藝大受験直前だったり、今日なんて1番下の弟がインフルエンザで高熱を出してしまって大変なことになっています。
「ハブ ア ウィル ―異能力者たち―」の執筆も実はそんなに進んでなかったり…
まぁ今は執筆どころの騒ぎじゃないんですけどね。
全てがどうにかなるといいんだけど…
ちょっと暗い話をしてごめんなさい。
でも今は書き溜めもそれなりにあるので連載がすぐに止まることはなさそうです。
という訳で今回は短いですがこの辺で。
何か物語についての質問などがありましたら、レスください。
近い内に投稿する「連載開始5周年記念! 作者からのごあいさつ」で回答予定です、お楽しみに。
では次は「連載開始5周年記念! 作者からのごあいさつ」でお会いしましょう。
テトモンよ永遠に!でした~
「これは……棘?」
油色をした針状の物体が、神様の泥に囚われて空中に止まっていた。
(かもなァー。さっきからブチ込まれてたのは、コイツだったわけだ)
火薬なんかを使うでもなく、こんなただの棘で、あれだけの破壊を発生させていたのか。やっぱり、ヒトならざるモノの仕業なんだろう。
棘を地面に放り捨て、角度からして棘の飛んできたのであろう方向に顔を向ける。
「既に移動しているとは思いますけど」
(アア、行ってみようゼ。痕跡の一つくらい残ってりゃ良いが)
崩れた廃墟の残骸の上に登り、棘の飛んできた方向を向いて大きく身体を沈み込ませる。
(オン? お前、身体の使い方が分かってるみたいじゃネーノ。神様は理解が早い神僕は好きだゼィ)
「そりゃ、さっきからお話の裏で『動かし方』の説明もしてくださってますし……」
(ィよっしゃ、ブッ飛ぶゼー)
足下の残骸を強く蹴り、斜め上前方に跳び上がる。瞬間、また棘に撃たれたけど、神様の泥が変形して受け止めてくれた。
「攻撃確認、角度調整お願いします」
(オウ任せろィ、足場は用意してやる)
神様の泥の余りが、空中で小さな円盤を形成する。そこに着地して、棘の飛んできた方向に向けて再び跳躍する。さっきまで留まっていたあの足場は、棘弾に撃ち砕かれた。
「また角度が変わりましたね」
(アア。だりィなァ……ちなみに、次に棘の来そうな位置なら読めてるが……どうするヨ?)
「当然」
空中に展開された泥の足場に着地して、腰元に手をやる。そこに神様の泥が集まり凝縮して、刀剣の形を取った。